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2007年の世界自動車業界を予測する
(最終回 アジア市場の動向)

  • 武谷 匡城

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2006年12月26日(火)

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 これからの自動車産業の牽引役は間違いなく、アジアである。CSMワールドワイドでは、2005年に6220万台だった世界の自動車生産台数(バスと中大型商用トラックを除く)は今後、年平均約3.5%で成長し、2012年には7920万台に拡大すると見ている。7年間で1700万台増加する計算になるが、そのうち、アジア主要国の生産増は1000万台を超える見込みだ。生産の側面から見ても、アジアは2012年には全世界で40%以上のシェアを占め、他地域を圧倒する。

図版

1年で100万台も新車販売が伸びる中国

 その背景にあるのは、5%以上という高い経済成長率だ。特にインドや中国では8%以上の成長率を維持するものと予測される。景気の拡大に伴って向上する個人所得、自動車ローンの適用拡大、道路網の整備、新型車種の投入などが背景にある。また、インターネットの普及により自動車に関する情報が迅速に、かつ容易に入手できるようになったことも、一般市民の自動車購買意欲を駆り立てる。もちろん、自動車産業が発展していく過程では、ガソリン価格の高騰、金利の上昇、各国政府の政治情勢や自動車政策の変更により、ある程度の需要変動はあるだろう。しかし、自動車需要の拡大を阻止するほどの要因にはならないだろう。

 「燎原の火」とでも言うべきか、中国における自動車熱はとどまるところを知らない。中国の自動車販売台数は昨年の約450万台から今年は約550万台に達する。たった1年で100万台増加するというのは、過去にどの国も経験していないほどの驚異的な伸びだ。世界の自動車販売台数はこの1年で約140万台増加した。ロシア、インド、ブラジルも販売台数を伸ばしたが、中国の躍進が際立った。商用のバスやトラックも加えれば、既に市場規模は日本を凌駕している。輸出用車両も含む自動車生産に至っては、年率10%で成長拡大が見込まれ、2012年には1000万台近くまで増加し、日本の国内生産台数とほぼ肩を並べることになるだろう。

2010年までにトヨタが中国でシェア首位になる

 中国では、今年ほぼすべての自動車メーカーが勝ち組となった。独フォルクスワーゲンが勢いを取り戻し、市場シェア1位を堅持する一方で、トヨタ自動車と奇瑞汽車の躍進が目を引いた。CSMワールドワイドは2010年までにトヨタが市場シェアを現在の5%から9%まで上げ、フォルクスワーゲンを追い抜きトップメーカーとして君臨すると予測する。

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