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「コモンウェルス」がインドを変える
~インド自動車業界の現地レポート(2)

  • 武谷 匡城

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2007年1月30日(火)

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 前回のコラムで「インド品質」に直面する日系サプライヤーについて書いたが、外国企業進出の足かせになっているその他の問題として、インフラの未整備がある。インド国内の幹線道路の未整備に加え、地方に行くと舗装率もかなり低い。デリーやムンバイなどの都市部では渋滞も激しい。サプライヤーにとっては、部品の搬送に時間がかかるだけでなく、搬送途中に不良品が発生するというリスクもあるようだ。道路舗装技術が悪くデコボコ道が多いというのがその原因らしい。

そのような状況を打開するために、インド政府は幹線道路整備計画を本格化させる。「黄金の四辺形ルート」と呼ばれる4大都市デリー・ムンバイ・チェンナイ・コルカタを結ぶ全長6000キロの国道は4車線化され、2007年春には完成する予定だ。しかし、筆者が車窓から工事を見る限り、完成まであと数年は要するであろうと思えるくらい作業スピードは遅く感じた。工事現場には無数の牛も寝転んで、作業は遅々として進んでいないように見えた。

自動車産業の発展は道路整備次第

それでも現地の事情通によると、数年前と比べれば見違えるほどの進捗だそうだ。デリー駐在経験が長い双日インドのゼネラル・マネージャーである松下昌浩氏は「道路工事に必要な油圧ショベルなどの建設機械の数が圧倒的に増えた」と指摘する。インド政府の財政事情が好転し、道路工事が加速しているという。ただし、デリーなどの都市中心部の交通渋滞は当分、緩和しそうにない。「バイパスなどを通して市内を迂回させる方策を取る必要がある」と松下氏は言う。

 インドの渋滞を悪化させる一因となっているのがオートリキシャと呼ばれる3輪バイクのタクシーの存在。しかし、バンコク駐在も経験した松下氏は、「バンコク市内のトゥクトゥクと呼ばれる3輪タクシーも4輪タクシーに移行しているように、時代とともにインドでもオートリキシャから4輪のタクシーに変わるだろう」と予想する。いずれにせよ、インドの自動車産業の発展は、今後、道路の整備状況がどの程度改善されるかにかかっている。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師