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新米副館長、ミュージアム経営奮闘記(1)
~自動車マンから科学館へ

  • 中島 義和

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2007年3月8日(木)

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 思いがけなくも「日本科学未来館」(以下、「未来館」と略称)の経営に携わることとなった。知人友人たちは「なぜお前が科学館に」といぶかる、自他共に認める文科系人間。博物館・美術館には数多く通ったが、科学館には数えるほどしかない。自分でもこの成り行きに驚いている。

 若い時、人生3分割論を知って共鳴した。いわく、人生75年と仮定して最初の25年は親、学校、勤務先、社会など周りにお世話になり、育てられ、成長する時期。次の30年は独り立ちし家族を養い、自らの目標の実現に向かって努力する時期。最後の20年は個人の欲望から解脱し、安寧なる心持ちでお世話になった社会に恩返しをする時期である、と。自分もこう生きたいと強く思った。30歳を過ぎた頃だったろうか。

 トヨタ自動車に始まり、足かけ36年にわたる自動車マンとしての生活、日本ゼネラル・モーターズ(GM)のCOO(社長職)を最後の仕事としてピリオドを打った。57歳になろうとしていた。次のステージに進むちょうどよい時期だと思った、自分のためにはもう十分働いたと。

 人生の第3段階へ進む前の充電期間として私が選択したのは沖縄への短期留学であった。琉球大学・沖縄国際大学で聴講生として現役学生・院生に交じって勉強した。長い間中国に興味があり一人で細々勉強を続けていたのが、数年前の沖縄出張をきっかけに中国と長く緊密な関係を保った琉球王国に関心が行き着いた。その結果の沖縄行きだった。琉球史・琉球文化・琉球芸能・琉球沖縄の言語・琉球漢詩・古文書講読の6クラスに参加し、クラスと図書館を往復する毎日が続いた。週末には史跡を巡り、時折国立劇場おきなわで催される琉球伝統芸能を鑑賞した。

 夢のような半年間の充電期間も満了し、バッテリーもフルチャージで帰京し、活動のベースにと個人事務所を立ち上げた。自分の今までに築き上げたノウハウ・人脈が少しでも次世代のお役に立てばと、講演やコンサルティングの仕事を少しずつマイペースでこなしていた。

新聞で、副館長公募の記事を目にする

 そんなある日、昨年の6月半ばと記憶するが、日本経済新聞に日本科学未来館が初めて民間から副館長を公募するという記事が載った。未来館のさらなる発展のため、新しいマネジメント方法を導入し、館長を補佐するということのようだ。詳しくはホームページにというので覗いてみると、詳しい応募要綱があった。

 毛利館長が期待する副館長の人物像は、次のようなものであった。
・科学技術を文化として社会へ貢献する志と喜びを共有できる人
・館長を補佐し、未来館を新しいビジネスとしてマネジメントし、展開できる人

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