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「ネタ帳マーケティング」で作る新しい連携

  • 須田 伸

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2007年4月24日(火)

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 この連載でも何回か取り上げてきましたが、一般の消費者が書くブログの影響力が増す中で、企業のマーケティング活動においてブロガーと連携しようという動きが活発になっています。

 こうした流れに対して、結局は企業にしかプラスにならないのではないか、ブログ読者を欺くものではないか、といった批判も少なからず存在します。

 たしかにルールや基準が未成熟な中で、一部には「やらせブログ」のような残念な事例も発生しており、マーケティングとブログが組み合わさることに懸念を持つ声があがるのは致し方ないことなのかもしれません。

 しかし、オープンな形で、きちんとした実体験を伴って、ひとりのブロガー、そして生活者の目線で書かれた記事と、企業のマーケティング活動が掛け算になることで、企業とブロガーの双方、そしてブログの読者にとっても、プラスになる方法の模索が始まっています。

 今回はそんな取り組みのひとつとして、私が所属するサイバーエージェントが開始した「アメーバPR」についてリポートします。もちろん日経ビジネスonlineの記事として書くわけですから、現在の時点でまだ定まっていない点、これからの課題などについても、率直に書こうと思います。

報酬が渡らないことで、ブロガーに自由な記事を

 「アメーバPR」では、企業が登録数160万人のアメーバブログ・ユーザーに対して、自社の商品に関する記事を書く提案を出すことができます。例えば「弊社のドラッグストアチェーンの売れ筋ランキングはコレです。あなたが近所のドラッグストアで最近買ったものとあわせて紹介してください」とか「今度発売になったアイスクリームの新フレーバーに関して試供品を送るので感想を書いてください」といった提案です。

 ただし、企業がブロガーに報酬を支払うことはできないので、提案を受けたブロガーは、その商品に関してブログ記事を書くか書かないかも含めて、正直かつ自由な態度でブログを書くことができます。つまり自分のブログの記事にしてみたい商品だし、読者も喜んでくれそうだという場合に、記事にしてくれればいいですよ、という仕組みです。

 企業にとっては、自社の商品に関してブロガーが書く記事を事前にチェックできませんし、場合によってはマイナス点を書かれる可能性もあります。それでも、自由に書かれたブログ記事には、多少の商品へのマイナス点が書いてあったとしても、読んだ人が感じるリアルさ、記事への信頼性が違いますし、ブロガーが商品に対して感じた良い点を引き立たせることにつながります。

 またアメーバPRでは、参加ブロガーに対して「興味のあることについてしか書かない」「ウソは書かない」「誹謗中傷は行わない」ように強調しています。ブロガーは企業からのオファーの中から自分が気に入った題材に関して書くので、一方的な誹謗中傷を書くことは通常起こりにくいと考えています。

 もちろん実際には、こうした想定とは異なる記事がアップされる可能性もゼロではありません。新しい試みなので、予想外のことが起きる可能性はたしかにあります。それでもまずは、信頼するところから始めてみて、必要に応じてルールなり、ツールなりを、強化していく予定です。

読者にきちんと情報開示する

 ブロガーが「自由に書く」といっても、情報提供や、場合によっては試供品を受け取って、果たしてどれだけ自由に書けるのか疑問だという声もあるでしょう。

 「これはいいブログ記事になる」と思える提案をしてくれた企業や商品に対して、無意識のうちに応援する気持ちが芽生えて、提案なしに書いた場合よりも持ち上げた内容になる可能性はたしかに否定できません。

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