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渋谷で出会った「行列ができる歌声」

今回は、音について考えてみます。

  • 須田 伸

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2007年5月22日(火)

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 私が勤務する渋谷にあるマークシティという複合施設には、飲食店がばらばらと点在しています。休日はともかく平日は、人通りの多いところに面したお店は混雑していて、ちょっと奥まったところにあるお店は若干空いているケースが多いです。

 午後の混みあう時間帯でも、店の前のテーブルがたいてい1つ、2つ、空いているセルフサービスのコーヒーショップがありました。ごく稀にですが、急な知人の来社で社内の会議室もすべて埋まっているような時に利用したことが何度かありました。

 その店よりワンフロア下にあるスターバックスは、渋谷駅に直結した人通りの多い所にあり、よほどの早朝以外は大抵満席です。先日、スターバックスの横の階段を上りながら、空いているはずのコーヒーショップの方向に行列ができていることに気づきました。

歌うアイスクリーム店員

 「なんだろう」と思ってそちらへ歩いていくと、その場所にあるお店がコーヒーショップからアイスクリームショップに変わっていました。「コールド・ストーン・クリーマリー」というお店です。チェーンで他にも店舗があるのでご存じの方も多いかと思います。

 で、なぜ、店の前は通らないのに、このお店が変わったことに気がついたかというと、ひとつには行列なのですが、そもそもその行列に気づくきっかけになった、つまり視線を向けさせたのは、音、より正確に言うと「歌声」なんですね。

 どういうルールに従って歌うことになっているのかわからないのですが、とにかくこのアイスクリームショップの若い女性の店員たちが「ハイホーハイホー」と時折、合唱するんです。この歌声に「な、なんだ!?」とビックリしてそっちに目をやる、そして女子高生を中心とした行列ができているのに気がつく、というわけです。

 まぁ「呼び込み」というのは、夜の飲み屋街でも盛んにやってますが、「歌」の持つチカラは強いです。このチェーンの経営陣が顧客の誘導策として、この歌をどれだけ計算して利用しているのかわかりませんが、以前は空いていた場所に行列している女子高生を見ると、差別化、イベント性、という観点からも一定の効果をあげているようです。もちろん、その歌だけではなく、味も素晴らしいからこその行列なのかもしれませんが、ちょっと急いでいたので女子高生に混じって行列に並ぶことは残念ながら断念いたしました。

広告の音の達人たち

 テレビCMでも、音は大事です。CMプランナー1年生の時には、先輩から借りた三木鶏郎さんのCMソング集のテープを何度も繰り返し聞きました。三木鶏郎さんに関しては広告会社に入って先輩から教わるまでそれほどよく知りませんでしたが、その作品はどれも幼い頃から親しんできたものばかりでした。「明るいナショナル」「クシャミ3回ルル3錠」「キリン、レモン、キリン、レモン」など、子供の頃に聞いただけで今はオンエアされていないCMソングでも、しっかり覚えているものですから「すごい人だ」と感動したことを記憶しています。

 CMプランナーの先輩から「仕事の喜びを感じること」のひとつに、下校中の子供たちが自分の手がけたCMの歌を唄いながら帰っていくところに出くわした瞬間、と言われたことがあります。残念ながら、私はそんな幸せな経験をしたことはありません。

 ただ、他の人の作品なら、あります(自慢するところじゃありませんが)。

 今では大学教授になられた佐藤雅彦さんが電通でCMプランナーだった時代に手がけられた作品です。

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