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「NGN」で変わる日本の高速ブロードバンドサービス

  • 阿波村 聡

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2007年5月31日(木)

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 2006年末における国内のブロードバンドサービスの契約数は2500万に達した。このうち光ファイバー回線は794万であり、全ブロードバンドサービスの3割を占めるまでになった。光ファイバー回線は2006年の1年間で300万以上の純増であり、ブロードバンド普及に大きな貢献をしたADSL(非対称デジタル加入者線)は純減に転じている。

図1

図1 現在利用している回線別に見た「今後利用したいブロードバンド回線」
(出所)情報通信サービスに関するアンケート調査(NRI)

 光ファイバー回線が急増している理由としては、NTTをはじめとした通信事業者の営業が活性化していることや、既存の固定電話とほぼ同じ機能を利用できるIP電話(「光IP電話」と呼ばれる)が光ファイバー上で提供され、インターネットのヘビーユーザー以外にも裾野が広がっていること、新築のマンション等の集合住宅への導入が進んでいることなどが挙げられる。また、野村総合研究所(NRI)が行ったアンケートにおいても、既存のADSLユーザーの半分以上が将来的には光ファイバーを利用したいと回答している(図1)。

図2

図2 一般利用者向けブロードバンド契約数の予測
(出所)2005年度までは実績値より、2006年以降はNRIの予測値

 このような傾向が今後も続くことで、光ファイバー回線の契約数の増加は進み、NRIでは2011年には現状のほぼ倍の1800万(コンシューマ向け)に達すると予測している(図2)。

 この予測では、ブロードバンドの利用形態として、現状のインターネット接続を主な用途として想定している。ブロードバンドを利用した映像サービスが急成長したり、固定電話インフラがすべて光ファイバーに置き換わるようになれば、ブロードバンドサービスの利用者や光ファイバー回線の契約者はさらに増えていくであろう。

海外で活発化しているIP-TVサービス

 ブロードバンドを活用した映像配信は、光ファイバーを活用したサービスの目玉として、従来から期待されているサービスであった。現在では、各社がインターネット接続サービス、IP電話サービスと合わせた「トリプルプレイサービス」の一環として30~40チャンネルのIP放送とVOD(ビデオオンデマンド:見たいコンテンツを見たい時に視聴する方式)サービスを提供しているものの、なかなか普及には至っていないのが現状である。これは、IPを利用した地上波放送が自由にできないことが原因の1つと言えるであろう。映像におけるテレビ番組の存在感は大きく、これを活用できない状況ではなかなかユーザー数が伸びない。

 一方、海外では、地上波テレビ放送を活用しながらトリプルプレイを行っている例が目につく。英国の電話会社、BTは「BT-Vision」と呼ばれるIP-TVサービスを開始した。現在はBTのブロードバンドユーザーであれば、「V-box」と呼ばれる160ギガバイト(ギガは10億)のハードディスクを搭載したSTB(セットトップボックス)が無料で利用可能である。地上デジタル放送の番組がブロードバンドで視聴可能なほか、映画等のVODサービスも提供されている。

 イタリアのFastwebという電力系の子会社も、IP-TVサービスを提供している。地上波放送のほか、各種の有料放送、VODのほか、地上波の番組に関しては直近の全チャンネルの番組をクリッピングしており、ユーザーは録画していなくても閲覧可能となっている。

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