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米国メディアが示す紙媒体とネットの未来

WSJ、フォーブスのトップが語る

2007年8月3日(金)

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「信頼ある新聞社は勝ち残る」
ダウ・ジョーンズ「WSJ」紙発行人 ゴードン・クロビッツ氏

ダウ・ジョーンズ「WSJ」紙発行人 ゴードン・クロビッツ氏

ダウ・ジョーンズ「WSJ」紙発行人 ゴードン・クロビッツ氏
(写真:丸本 孝彦)

 ダウ・ジョーンズ(DJ)がなぜ、買収の対象になったのか。この件に関して今の段階では詳しく話すことはできない。

 だが、これだけは胸を張って言える。紙メディアの優位性が崩れてきた現在においても、新聞は飛躍の可能性を秘めている。信頼できる権威メディアの価値は、今後も上がり続けていく。

 DJには追い風が吹いている。一般ニュースは日用品と化し、その価値は下がり続けている。その一方で、ビジネス・経済ニュースの価値は高まっている。実際、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の紙面を1月に刷新してから、WSJの購読者数は約4.5%増えた。現在の新聞業界において、稀有なことだ。米新聞社の発行人の中で、自社の将来を楽観視しているのは私だけではないか。

 紙メディアの発行人は、従来とは異なるメディア消費社会が到来したことを理解すべきだ。消費者には今、いくつもの選択肢がある。何を読むのか、どの媒体で読むのか、決めるのは消費者。新聞は選択肢の1つに過ぎない。

 同様にこれからの記者は、様々な媒体に貢献を求められる。WSJ紙に記事を書き、オンライン向けにビデオを制作し、ポッドキャストに出演し、時にはオンラインでブログを書くこともあるだろう。

 新聞がデジタル時代で勝ち残るためには、強力なブランドと優れたジャーナリズムが最大の武器になる。だが、多くの新聞は、他メディアとの差別化に失敗し、独自性が欠如している。

 その点、我々のビジネスモデルは違う。WSJオンラインは、一貫して課金モデルを選んできた。紙媒体と同様に、ウェブサイトのコンテンツに独自性があれば、オンライン読者は喜んで対価を払う。

 我々はニュースを提供し独自のジャーナリズムブランドを構築しているが、グーグルやヤフーはこれをむしり取っているだけ。不特定多数のメディアからニュースを集めるだけのサイトでは、いずれ限界が見えてくるだろう。(談)

NEXTインタビュー:
フォーブス社長兼CEO スティーブ・フォーブス氏 「ダウは致命的なミスをした」>>

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「米国メディアが示す紙媒体とネットの未来」の著者

井上理

井上理(いのうえ・おさむ)

日経ビジネス記者

1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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