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「アメサマ」閑話休題:人生で1本、映画を選べと言われたら

  • スダシン(須田 伸)

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2007年8月7日(火)

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 おかげさまで話題沸騰の「アメーバ・サマー2007」ですが、第1回の週末のリポートは締め切りの関係で今週の原稿では紹介できません。そして来週は日経ビジネスオンラインがお盆で更新がお休みになるんですね。ということで、速報は、私のブログをご覧ください。

 ところで、昨日(8月6日)発売の雑誌「AERA」の映画の特集に私が登場しています。「映画で折れないココロをつくる」というテーマで取材を受けました。

 非常に上手にまとめていただいて、編集スタッフの方にはたいへん感謝しているのですが、あえて、「まとめていない」語ったことのほぼすべて、を今回は紹介させてください。

人生で1本選ぶとすれば、この映画

 私は、子供のころから映画は大好きで、スダシン★の人生に大きな影響を与えた映画は何本もあります。その中から1本だけ選ぶというのは至難の技ですが、「私はこの映画で折れないココロを学んだ」という意味からいくと、1984年公開の「ライトスタッフ」です。この映画に触発されて、トム・ウルフの原作もペーパーバックで読みました。

 アメリカの民間航空機のパイロットが、ちょっとした乱気流で飛行機が揺れて「乗客の皆様、ご安心ください」的なアナウンスをする際、バージニア訛りであるケースが多いのは、バージニア州出身のパイロットが多いからではなくて、アメリカ中のパイロットが、ウエストバージニア出身のパイロット、チャック・イェーガーを尊敬していて、彼の口調を真似しているからだ、と言われています。

 イェーガーは、第2次大戦中は空軍の戦闘機パイロットで、戦後は、エドワーズ空軍基地でテストパイロットとして活躍し、1947年に人類で初めて、音速を超えるスピード(マッハ1)での飛行を成功させました。その後も、エースパイロットとして君臨し続け、現在は引退していますが、存命です。

 映画のタイトルでもある「ライトスタッフ」(正しい資質)というのは、まさに彼に向けて、トム・ウルフが捧げた言葉なのですが、高校生の時にこの映画を見て、自分も将来、なにがしかの自分の「ライトスタッフ」を見つけて、それを生かした仕事をしたい、と思いました。

 エドワーズ空軍基地には、チャック・イェーガーのようなトップのテストパイロットに憧れる、全米各地の空軍基地のエースパイロットが集まってくるのですが、スピード記録の更新が可能な最新の飛行機の操縦を任せられるのは、ほんの一握りです。

 多くの「地元じゃ負け知らず」が、エドワーズ空軍基地ではチャンスすら与えられない。

地元じゃ負け知らず、今じゃ控えのセカンドクラス

 冷戦まっただ中の時代、「ソビエトよりも先に宇宙へアメリカ人を飛ばすこと」を目的に、アイゼンハワー大統領の命令で開始された「マーキュリー計画」のために、テストパイロットが召集されるのですが、チャック・イェーガーは「最終学歴が高卒で大学を出ていない」ということで最初に候補者リストから除外されます。また他のエドワーズ空軍基地のエースパイロットたちも「ロケットの上の、操縦できないカプセルに入れられた人間をパイロットとは呼ばない」とワシントンDCからスカウトにやって来た役人たちを嘲笑して断りました。

 そこで、「地元じゃ負け知らず。だけど今やセカンドクラス」の連中が、「宇宙計画」という新しいジャンルに挑戦していったのです。

 これは、個人的に、すごく僕と似ています。

 大学卒業後、「自分のライトスタッフ」を探していく中で、博報堂で広告クリエイターになりました。

 8年間、CMプランナーをやりました。

 いろんな広告の賞もいただきましたし、1998年には、カンヌ国際広告祭のヤングクリエイティブコンペティションに日本代表コピーライターとして出場するという経験も得ました。

 だけど、自分は、テレビCMクリエイティブにおける、チャック・イェーガーにはなれない、ということも8年やる中で、わかりました。

コメント1件コメント/レビュー

「lightstaff」読み、そして見ました。昇華された個人の極致でしょう。小生の生涯1本は「飛べフェニックス」です。1960年前後の作品です。こちらはチームワークの勝利物語です。(2007/08/16)

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「lightstaff」読み、そして見ました。昇華された個人の極致でしょう。小生の生涯1本は「飛べフェニックス」です。1960年前後の作品です。こちらはチームワークの勝利物語です。(2007/08/16)

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