• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

アメサマ・ライブ番組レポ 押尾学の「ほんとうの話」。

  • スダシン(須田 伸)

バックナンバー

2007年8月28日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 今回は、いつもに増してとても個人的で、でも私が考える「Web2.0(笑)の広告学」に深く通底したお話です。

 日経ビジネスオンライン読者の方の中で、押尾学というアーティストの知名度はどの程度なのでしょうか? 知っているという方、これまでメディアやネットを通じて知った情報をいったん消去して今日の私のコラムを読んでくださるとうれしいです。知らないという方は、是非、この機会に押尾学を知ってください。

 押尾学は、私がいわゆる「芸能人」としてカテゴライズされる人々の中で、唯一、ただひとり、友人でありブラザーである、と言える人物です。

 テレビCMをつくっていた博報堂時代の8年間を含めて、過去にもほかには誰もいません。

 今回、私が司会をする形で、アメーバスタジオでのライブ番組に登場してもらいました。

 たまたまアメサマの開始前夜だったので「アメサマ前夜祭」としましたが、実際の番組の中では、アメサマにはまったく触れませんでした。

 この番組がどんな様子だったのかレポートする前に、私と押尾学が知り合いになったきっかけについてお話しするところから始めます。

エキストラの通行人役だと思っていました

 博報堂を辞めてヤフーに勤務した2年間、私は数人の小規模チームのリーダーでした。このチームのミッションは、アメリカで生まれたサービスを日本に持ってくることで、英語ができることが必須の条件でした。

 そんな私のチームに、ある女性社員が出版社から転職してやってきました。英語力をチェックしたところ、私よりはるかに上であり、聞けばお父さんの海外勤務でカリフォルニアに長く住んでいたとのこと。つまりは帰国子女というやつです。案の定、日本語の能力は少々お粗末なところがありましたが、性格も素直だし、「この社員は使えるな」と思いました。

 ある日、一緒にランチをしているときに「須田さんは、以前は博報堂でテレビCMつくっていらしたんですよね?」と聞かれました。そうだよ、と私が答えたところ「弟が今、そういうテレビに出るような芸能事務所に所属しているんです」と言いました。

 「ああ、そうなんだ」と答えながら、内心では「ま、紳士服のチラシのモデルとかだろうな」と勝手に決めつけていました。「ちょうど今夜の夜9時からのドラマに出るんです」というので「わかった。じゃあ、必ず9時までに帰宅して見るよ」と約束しました。

 普段は新聞や本を読みながらテレビを見ることが多いのですが、この日ばかりは、テレビの前に座って、全神経を画面に集中させました。

 何しろ、一瞬「おまたせしました。ご注文のコーヒーでございます」みたいな役だから、のんびりしていたら見逃してしまう、と思ったからです。

 翌朝、「須田さん、すいません。ぜんぜん、出てなかったですね」と謝る彼女に「いや、ちゃんとみたよ。後半37分頃の野次馬の中の右から3番目だろ」と、答えている「理想の上司な自分」を妄想していました。しかしこの妄想は番組開始すぐに打ち破られました。

 いきなり出てくるし、通行人役どころか準主役だし、オープニングタイトルにアップの映像と名前がちゃんとクレジットされるし、カッコイイし、「ウワッ!」とテレビに向かって叫んでしまいました。

 翌朝「ごめんなさい。勘違いしてました」と謝るべきなのは私のほうなのでした。

 そのドラマは、フジテレビ月曜夜9時、いわゆる「月9」の枠で放送された松嶋菜々子さん主演の「やまとなでしこ」。「平均視聴率26.4%、最高視聴率は34.2%」という人気ドラマでした。

 「君の弟は、なかなかやるね」と、謝るかわりに「余裕の元CMプランナー」を演じた私でしたが、「弟さんは弟さん。君は君」ということで、特にそれ以上、かかわることもありませんでした。

 ただ職場で彼女がケータイ電話でしゃべっていて「あ、今、相手、弟だろ?」と言い当てることはすぐにできるようになりました。なぜなら、最初は日本語で話していてもやがて話が弾んでくるとすっかり英語になってしまうからです。英語で姉弟喧嘩しているのも、すぐにわかりました。

 学くんは4歳から12歳までカリフォルニアで暮らしており、日本語もきちんとしゃべり、文章も書けますが、どっちが得意かといえば、きっと英語だろうと思います。私と彼の間で交わされるメールのほとんどが英語です。(ちなみに私は帰国子女ではなく、交換留学で英語を身につけたので、書くのはともかく、発音はやはりネイティブのそれとはまったく異なります)

 当時、彼ら姉弟のお父さんがマネージャーをされていた代官山のレストランで紹介されたり、何度か会う機会はありましたが、そんなに親しくなる、ということはありませんでした。

 やがて私はヤフーを離れサイバーエージェントに移りましたが、お姉さんとはやがて彼女が結婚することになる、もうひとりのヤフー時代の僕のチームのメンバーの男子と3人で食事をしていたので、弟である押尾学のことも、そんな機会にちょくちょく聞いていました。

一番好きな音楽は「パッヘルベルのカノン」

 押尾学が活動の拠点をロサンジェルスに移したという話は芸能ニュースで見て知っていました。

 そんな彼がアメーバブログで「entertainment crusher」というブログを書き始めてくれて、少しずつ、距離が近まりつつあるのかな、という予感はしていました。

 7月31日に所属会社の社長である南さんから「今週後半にアメスタに押尾が出演することは可能でしょうか」とお電話をいただき、スケジュール的にはかなり急だったのですが、関係者の積極的な協力のおかげで実施することになりました。そこで開催2日前、8月1日水曜日の夜に、打ち合わせをすることになりました。

 お茶を飲みながら、3時間以上、話しました。

「ところで、一番好きな音楽は何?」と私が聞いたところ、「パッヘルベルのカノンです」という答えがかえってきました。

コメント2

「Web2.0(笑)の広告学」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

環境の変化にきちんと対応して、本来提供すべき信頼されるサービスを持続できる環境を作り出さなければならない。

ヤマトホールディングス社長 山内 雅喜氏