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強い中小企業はラグビーチームのようだ

2007年9月3日(月)

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 そろそろラグビーのシーズンが始まる。

 グラウンドいっぱいに走り回る。ボールが空を舞う。男同士がぶつかり合う。華麗なタックル…。最近はケーブルテレビや衛星放送で、頻繁に試合が見られる。「ニュージーランド対南アフリカ共和国」「オーストラリア対フランス」というような世界のトップレベルの試合も見られるようになった。ありがたい時代になった。

 中小企業がグローバル化が進む厳しい時代に勝ち残っていく1つの条件は、ネットワークを持っているかどうかだ。

 中小企業は人数が少ないから、所属するメンバーでカバーできる範囲は限られる。そこをネットワークでカバーする。必要に応じて必要な連携プレーをする。しかし自分が優れた技術を持っていなくては、他のメンバーから評価されない。だから「一芸に秀でて、ネットワークで幅広く守る」。つまりラグビー型経営が必要なのである。

15人の選手が役割分担してチームプレー

 私は数年前まで埼玉大学のラグビー部の監督をやってきたのだが、ラグビーにはいろいろな役者が必要だ。フロントはスクラムを支え、敵が押してくるのをしっかりくい止めなくてはならない。だから、大柄で、重量のある選手が必要だ。また、スクラムで睨み合った時に、相手を震え上がらせるような面構えというのも案外大事で、強いチームのフロント第1列には、獰猛な顔つきの選手が揃っている。埼玉大学のフロントはその点だけはしっかりしていたのだが、顔つきだけで勝てないのはもちろんだ。

 ハーフ団はスクラムから出たボールをバックスにつなぐ要だ。したがってどのチームも、小柄で、すばしっこい、判断力のある選手がやっている。右に回すか、左に回すか、キックで距離をかせぐか、サインプレーでいくか、まともに攻めるかを、敵軍の勢い、形、味方の陣形等を総合判断して、瞬時に決めなくてはならない。

 バックスの力はスタンドオフの能力で大きく支配される。日本選手権などで輝かしい戦績を残したチームには、必ず名ハーフ、名スタンドオフと呼ばれる選手がいた。バックスは機敏に走り抜ける走力が必要だ。またタックルをかわして走りきる判断力と敏捷さが必要だ。

 フルバックは、判断力があって沈着冷静な選手が務める。タックルが強く、しかもチャンスには攻撃に参加して走り抜く脚力が必要だ。

 15人の選手がそれぞれが個性を生かしながらチームプレーに徹することで、初めていいゲームができる。これがラグビーの素晴らしさだ。

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「強い中小企業はラグビーチームのようだ」の著者

橋本 久義

橋本 久義(はしもと・ひさよし)

政策研究大学院大学名誉教授

政策研究大学院大学名誉教授。東大卒後、通産省入省、製造業担当。1994年埼玉大教授。97年政策研究大学院大学教授、2011年から現職。現場に近いところで行政を・学問を!をモットーに多数の工場を訪問。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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