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ユーチューブ「改造計画」

グ-グル流の移植で、カネを生み出す体制に

2007年9月6日(木)

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グーグルは昨年買収した世界最大の映像サイト「ユーチューブ」を改造する。
世界中から投稿された映像に広告をつけ、収入を分け与える考え。
魅力的だが、利益を生まなかった無数の映像を成長の原動力に変える。

 ホームビデオやウェブカメラで撮った映像をインターネットで公開するだけで、簡単に広告収入を手に入れることができる。人気を集めれば、一攫千金だって夢ではない――。

 そんな世界を、現実のものにしようとしているネット企業がある。米グーグルだ。

 全く新しいビジネスモデルにより、ネット広告業界で圧倒的な地位を築いたグーグル。既存のビジネスモデルを壊しながらネット界を猛進するこの新興企業が次に狙うのは、映像分野の広告だ。

 昨年11月には、動画共有サイト大手の米ユーチューブを16億5000万ドル(約1900億円)で買収。映像広告の制覇に向けた拠点にするため、グーグルはユーチューブの「改造」に着手した。

利益が出ない巨大サイト

 ユーチューブが動画共有サイトの「YouTube」を正式に立ち上げたのは2005年12月。それから瞬く間に世界最大の映像サイトに成長した。

 誰でも映像を投稿して、世の中に公開できるという仕組みが、動画共有サイトの基本コンセプトである。ユーチューブの場合、わずか1分間に合わせて6時間分に相当する長さの映像コンテンツが世界中から投稿されているというから、とてつもない勢いで増殖している。

 ウェブカメラに向かって日頃の思いを告白する人、ホームビデオで偶然撮影した面白い映像、プロ顔負けの短編ドラマ、テレビ番組のハプニングシーン、果ては重大な内部告発ビデオまで、ありとあらゆるビデオクリップをユーチューブで見ることができる。テレビにも映画にもないその独特の魅力が、大勢の人をユーチューブに惹きつけている。

 米国に次いでユーチューブの利用者が多いのは、日本である。今年2月には日本の家庭からの利用者数が月間1000万人に到達(ネットレイティングス調べ)。利用者数が1000万人を超えたサイトとして、国内最速の記録を塗り替えた。

驚異的スピードで成長する巨大サイト
youtube.com youtube

 自己増殖し続ける映像コンテンツと利用者――。ところが、ユーチューブには決定的に足りないものが1つあった。それは、「収益を生み出すメカニズム」である。

 グーグルは巨費を投じて超人気サイトを手に入れたものの、その人気とは裏腹に、いまだに利益を上げることができないでいる。日々巨大化するサイトを、莫大な費用をかけて運営している格好だ。

 映像コンテンツを垂れ流し続けているユーチューブを、いかにして「金の卵を産む鶏」へと変身させるのか。グーグルが総力を結集して、ユーチューブを収益力のあるサイトへ作り直す計画が動き出した。

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「ユーチューブ「改造計画」」の著者

吉野 次郎

吉野 次郎(よしの・じろう)

日本経済新聞社記者

1996年、日経BPに入社。2007年から日経ビジネス編集部で電機業界や自動車業界、企業の不祥事を担当。2015年4月から日本経済新聞社電子編集部に出向中。産業、経済事件を中心に取材・執筆する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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