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「ロールスロイスと本格的な共同研究を展開中です」

  • 丸山正明

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2007年9月11日(火)

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 文部科学省傘下の物質・材料研究機構(NIMS)は、2006年6月より英ロールスロイスと共同研究を進めている。共同研究の目標は航空機ジェットエンジン用の次世代超耐熱合金の開発である。

 日本の公的研究機関が外国企業と本格的な共同研究を進める国際的な産官学連携が始まった。これは、日本の製品・サービスだけではなく、研究成果・知的財産も国際市場で評価を受ける時代に入ったことを意味する。

 これまで日本では国際的な産官学連携というと、日本企業が外国の大学と共同研究を実施し、その研究成果・知的財産を受け取ることを事実上意味していた。物材機構の共同研究は、日本の公的研究機関がその研究成果を外国企業に技術移転するという点で新しい潮流だと言える。

 共同研究の責任者を務める、超耐熱材料センターの原田広史センター長にその理由を聞いた。

――ロールスロイスとは何を共同研究するのですか。

図版

超耐熱材料センターの原田広史センター長。ロールスロイス航空宇宙センターのコーディネーターも兼務する

原田 大型航空機向けの大型ジェットエンジンの要となるタービンブレード用の超耐熱合金です。

 超耐熱材料センターでは、ニッケル(Ni)にいろいろな合金元素を入れた超耐熱合金として、1100度の耐熱性を持つ第5世代を開発しました。これは世界トップの材料です。ロールスロイスとの共同研では5年以内に、耐熱温度が1150度の第6世代を開発することを目指しています。

 タービンブレードの耐熱温度を50度高めると、航空機の燃費が大幅に向上します。ロールスロイスの試算では、米国と欧州を結ぶ国際線では航空機1台当たり1年間に燃費が約100万ドル改善されるそうです。

 地球環境への負荷低減のため、航空機のCO2(炭酸ガス)削減が求められています。加えて最近のオイル価格の高騰からも、航空機の燃費向上が急務になっています。大型航空機に搭載する大型ジェットエンジンでは、ロールスロイスと米ゼレラル・エレクトリック(GE)などが競合していますが、燃費の良さはロールスロイスにとって大きな競争力になるのです。

――共同研究を始めた理由は。ロールスロイスとは、どのような経緯で研究開発をすることになったのですか。

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