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頭の中の“CPU”を上手に稼働させる術

宮田流、ハンズフリーの発想法

  • 宮田 秀明

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2007年9月21日(金)

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 わが家のペットであるダックスフントの「ウィル」にはもっと感謝しなければいけないと思っている。たくさんの新しいアイデアは、ウィルとの散歩中に浮かんできた。散歩中にはポケットに小さなペンと紙を入れていて、何かを思いついた時や家に戻った時にすぐ書き留めることにしている。

 同じことが言えるのは電車の中だ。電話もかかってこないし、誰も話しかけてこない。

 私はほとんどの場合、カバンを持たない。少しまとまった仕事を自宅でする時は、必要なデータをUSBメモリーに入れて運べばいい。

 散歩する時も、電車に乗る時も、手ブラで、つまり手足も自由にし、ストレスも消して、身も心も自由にセットしておくのだ。そうして頭の中の“CPU(中央演算処理装置)”を起動すると、いろいろなアイデアがアウトプットされてくる。

 この効果は大きい。書籍の販売予測法もこうしてひらめいたし、このコラムの原稿の半数以上は、週日に温めておいたアイデアを土曜日のウィルとの散歩中に整理し、土曜の夜に原稿にしたものだ。先日の通勤中の電車の中では、データ解析からモデルの創造を経て実装に至る「経営システム工学」のプロセスの図化が思い浮かんだので、ドアのガラスに紙を押し当てて、その図を書いた。手足も頭も自由な状態を作るのは発想法にとって大切だ。

世界屈指の軍艦設計者は、“犬のように”歩き回っていた

 じっと座っていないで、歩くことも大切なようだ。平賀譲さんは1920年代の世界屈指の軍艦設計者だった。平賀先生は1943(昭和18)年に亡くなったので、もちろん私との接点はありようがなかったが、海軍から移って東京大学総長になった平賀先生の尽力でできた東大の大型実験設備である船型試験水槽が、それから40年後に東大へ転職した私の職場になったという因縁がある。

 平賀さんについては、元海軍技術研究所の職員の方からこんな話を聞いたことがある。平賀さんは東大へ移られる前、海軍技術研究所長だった。

 「所長だった平賀さんはね、いつも所長室の中を犬のように歩いていましたよ」。当時、既に設計の中心である計画主任を解かれ、研究管理が主な仕事だったが、当時進行中の「大和型戦艦」についても設計私案を提出したりしていたので、歩きながら大和の設計案を考えていたのかもしれない。

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