「ネットのあした」

「テレビでネット」が本格化

家電連合、高画質の映画に加え“ラジオ”も

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2007年9月21日(金)

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 家電各社がインターネットを利用したテレビ向けコンテンツ配信サービスを急速に進めている。松下電器産業やソニー、シャープなど家電5社が出資するアクトビラ(東京都港区)は9月1日、ハイビジョン画質の映像作品をネットで購入できる「VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービス」を始めた。

 さらに松下は、ネット配信型のラジオ番組「ポッドキャスト」を自社のアクトビラ対応テレビで聞けるようにする新サービスを計画しており、9月末にも開始することが分かった。

目標は2011年に7000万台

 高速通信回線の普及で、百花繚乱のパソコン向け動画配信サービス。テレビを視聴する時間がパソコンに奪われる強い危機感を抱えた家電各社が大同団結してできたのが、アクトビラだ。

家電連合のアクトビラが急伸か

 今では9つのメーカーが120のアクトビラ対応機種を発売している。ニュースや天気予報、ゲームといったコンテンツについて、「約20万台で実際に利用されていると想定できる」(アクトビラ)という。これに拍車をかけるのが、新たに始めたVODサービス「アクトビラビデオ」である。タイトル数は、映画やアニメ、音楽ライブなど約50本。11月までに300本、来春までに1000本まで拡充する計画。アクトビラビデオへの対応機種も年末までには各社から出揃う予定だ。

アクトビラビデオの画面

アクトビラビデオの画面

 家電各社はアクトビラの共通コンテンツとは別に、独自コンテンツの開発でもしのぎを削る。中でも積極的なのが松下。写真の共有サービスやカラオケ楽曲の配信サービスなど既存の独自コンテンツに加え、今月末にもポッドキャストの配信サービスを開始する模様だ。ネット上で人気がある番組を集め、アクトビラ対応テレビ向けに再配信する取り組みで、開始時には民放ラジオ局などが制作する50番組を取り揃えると見られる。

 松下の西崎由訓eネット事業本部グループマネージャーは「今後のサービスについて詳細は言えないが、アンテナをつなぐのと同じように、ネットにもつなげたくなるようなサービスを開発していく」と話す。

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インターネット人口は世界で10億人を超え、生活に不可欠なものとなった。企業は仮想世界と共存し始め、現実世界とシームレスに融合しつつある。「ネットのあした」を考えずして「企業のあした」は語れない。日々進化を遂げるインターネットの世界を改めて照らし、そこで起きている現象とネットビジネスの新潮流を読み解く。

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