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インドの「自動車ミッション10年計画」に潜む危うさ

  • 武谷 匡城

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2007年10月11日(木)

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 金利高が抑制作用となりつつも、インドの自動車販売は毎月拡大を続けている。CSMワールドワイドの予測では、商用バスとトラックを除く自動車販売台数は来年には200万台の大台を突破するであろうと予測している。確かに700万台市場に到達する中国と比較すると、自動車市場としての規模では足元にも及ばないが、5年前から見ると実に2倍以上の成長を遂げている。 

図版

インド自動車市場の規模とシェアの推移予測

 もちろん、経済成長に伴う個人所得の向上が自動車需要を加速させていることは間違いないが、政府の後押しも重要な成長要因だ。その骨格を成すのが、昨年暮れにインド政府が策定した「自動車ミッション計画 2006-2016」だ。

 先月初め、筆者はインドの首都ニューデリーを訪れた。インド自動車工業会(SIAM)主催の「アニュアル・コンベンション2007」に参加するためだ。インドを訪問するのは昨年暮れから3回目となる。最初の訪印から1年も経っていなかったのだが、市街地を走る車を見回すと多くの新型乗用車が目につくことに驚いた。

 デリー国際空港から乗ったレンタカー(ハイヤー)も以前はタタ・モーターズ製の自動車が主流であったが、多くのレンタカー会社がトヨタ自動車の「イノーバ」(ミニバン)に切り替えていた。訪印客が増え、それゆえレンタカー会社の収入が向上してきたことの証しだ。
 しかし、依然として問題となっているのはインフラだ。インドの空の玄関口であるデリー国際空港は相変わらず日本の地方の国内線用の空港よりも見劣りする。デリー国際空港からニューデリー市内への道もデコボコであったり、舗装されていても車線がなかったりという状況だ。

 もちろん車線があっても、道路は自動車のほか、3輪タクシーのリクシャ、バス、トラック、バイク、人、自転車などが入り交じり、誰も車線を守ろうとはしない。だから今は車線など意味を成さないのかもしれない。インド国民が道路規則を守るようになるまでには、まだまだ時間はかかるであろう。

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