「環境トレンドリポート」

バッグの有名ブランドが環境配慮

塩ビ製バッグを独自に回収・焼却

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2007年10月23日(火)

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東京・港区の六本木ヒルズにある「アンテプリマ」のフラッグシップショップ。人気のワイヤーバッグは、きらきらとした輝きを生かしたデザインが特徴で、店頭に展示している

 国内外のバッグの有名ブランドが、環境配慮に取り組み始めた。英国では、写真を転写したバッグで知られる「アニヤ・ハインドマーチ」の木綿のエコバッグ「アイム・ノット・ア・プラスチック」(私はプラスチックではありません)が人気を呼び、7月に日本で発売された際にも店頭に長い列ができたほどだ。

 とはいえ、「ルイ・ヴィトン」などブランド物のバッグは、依然としてプラスチック、それも塩化ビニール製がほとんどだ。意匠性と耐久性、そしてコストを考えると塩ビに代わる素材がないのが実態だ。

 塩素を含む塩ビは、燃やすと塩化水素ガスが出やすく、燃焼温度が低く排ガス処理性能が不十分な焼却炉で処理した場合、ダイオキシンが排出される可能性があるなど、廃棄時の環境負荷が相対的に大きい。

 そんななか、「アンテプリマ」を輸入・販売するサイドフェームジャパンは、10月から自社製の塩ビ製バックを自主的に無料で回収し、適正に処理するサービスを始めた。

 回収するのは、塩化ビニール製のワイヤテープを編みこんだ「ワイヤーバッグ」で、1998年に商品化して以来、これまでに国内外で26万個を販売しているヒット商品。変色するなどして不要になった場合、着払いで同社・本社に送付するか、全国のアンテプリマショップなどに持ち込む。

 実は、同社は当初、廃棄物政策における、3つのR、つまりリデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再利用)の優先順位を考慮し、まず修理サービスによる長寿命化を目指したが、変色してしまった素材をよみがえらせる有効な方法の修理技術がなく断念。次に回収したバッグのマテリアル(材料)リサイクルを模索した。

 しかし、「ワイヤテープは塩ビとポリスチレンの複合素材のため、分離してマテリアルリサイクルするとかえってCO2排出が増えるなど、かえって環境負荷を高めることがわかり、あきらめた」(広報担当者)という経緯があった。

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