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クライスラー復活のカギは販売力の向上

  • 武谷 匡城

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2007年11月9日(金)

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 米クライスラーのリストラ計画が本格化してきた。来年中に4車種の生産・販売が廃止される。その中には、かつては売れ筋の人気モデルであった「パシフィカ」、ダッジ「マグナム」も含まれる。

 廃止の原因は、販売競争が激化したことによってインセンティブ(販売奨励金)が手厚くなり、その結果、収益率が悪化してきたことによるところが大きい。「PT クルーザー」のコンバーチブル仕様車やスポーツカー「クロスファイア」の廃止も計画に含まれている。

 加えて、5カ所の車両生産工場とエンジン工場が来年中に勤務シフト削減。これにより8500~1万人の工場労働者の削減が見込まれる。さらに、一連の追加リストラ策でその他従業員約1000人が削減されることになる。これらの人員削減は、2月に発表された3年リカバリー計画による1万3000人の削減目標に上乗せされることになる。

 このような思い切ったリストラ策が実行できるのは、クライスラーが非上場化されたからにほかならない。確かに、クライスラーは来年春までにダッジ「ジャーニー」や「チャレンジャー」などの新規車種の投入を計画し、回復を期待する構えだが、明確な成長戦略が見えてこない。CSMワールドワイドは、北米でのクライスラーの自動車生産台数は現在約250万台から、5年後の2012年には200万台まで減少するであろうと予測している。

販売力の向上がクライスラー復活のカギ

 こうしたクライスラーの縮小傾向にある生産見通しを覆し、回復基調へと向かうためのカギは販売力の強化にあると筆者は考える。

 「本日は6時で閉店です」。デトロイト郊外にあるクライスラー・ディーラーの受付係の電話の返答に筆者は驚いた。車の試乗ができるかどうか聞こうとした矢先のことだった。そのディーラーは週3日が6時で閉店、土日は休みということであった。

 カーディーラーが6時で閉店などあり得ないと思った。仕事が終わってから、または週末に家族で車を見に行こうと考える人は大勢いる。それなのに、この営業時間とは考えられない。非常にビジネスライクで無愛想な電話の返答には、怒りを通り越して呆れてしまった。

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