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スポーツ界でも成熟した日本が
目指すべき道

進化の目覚ましい弱者向け技術(2)

2007年11月19日(月)

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 前回は、車椅子で大活躍する日本のトップアスリートと車椅子メーカーの話題を取り上げました。あまり知られていないことですが、日本のハンディキャップ選手たちが、世界で大活躍しているようです。

 このあたりを数字で把握したくなりまして、各種スポーツ大会の国別統計データを洗ってみました。各種スポーツと言っても、種目の違いを見るのではなく、参加している選手たちが「強い人」なのか、そうではない人たちなのか、という視点での各国の成績を調べてみたものです。

各大会のメダル総数、世界記録の総数の国別ランキング

各大会のメダル総数、世界記録の総数の国別ランキング

 上のグラフは、夏冬のオリンピックのメダル数、夏冬のパラリンピックのメダル数、これに加えてマスターズ陸上と水泳の世界記録の保有数を国別に比較したものです。マスターズには世界大会もあるのですが、選手の移動の問題から開催国が圧倒的に有利なので世界記録でカウントしています。

 左右に振り分けた並びの順序については、世界大会が設立された年度が新しい大会ほど右に来るように並べました。言葉を換えると、右に行くほど「贅沢で成熟したスポーツイベント」と言ってもいいでしょう。夏季よりも冬季の方がお金のかかる種目が多いです。また、障害者やシニアが元気でトレーニングに汗を流せるということは、国の豊かさや社会の成熟度を反映しているはずです。

競技用車椅子のハンドル部分。この最新鋭マシンは、世界的な競技用車椅子メーカーであるオーエックスエンジニアリング(千葉市)で製作されたもの

競技用車椅子のハンドル部分。この最新鋭マシンは、世界的な競技用車椅子メーカーであるオーエックスエンジニアリング(千葉市)で製作されたもの

 日本の結果は見事に右上がりです。高齢社会で福祉大国のイメージの強い北欧諸国よりむしろ明確に、右上がりの見本のような様相です。欧米の先進諸国は、おおむね左右傾斜のないフラットなポジションになっており、東欧やアジアの国々は右下がりになっています。

 「マスターズ」と聞くと老人の大会というイメージの浮かぶ方が多いかもしれませんが、実は25~29歳部門から5歳単位で年齢別に分かれていて、まだまだ屈強な青壮年も競い合っています。日本水泳陣はトータルで世界第2位、世界記録の6つに1つは日本記録という元気ぶりですが、特に高年齢層になるほど活躍度が上がる傾向があります。

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「スポーツ界でも成熟した日本が
目指すべき道」の著者

川口 盛之助

川口 盛之助(かわぐち・もりのすけ)

盛之助 代表取締役社長

戦略コンサルティングファームのアーサー・D・リトル・ジャパンにてアソシエート・ディレクターを務めたのちに株式会社盛之助を設立。研究開発戦略や商品開発戦略などのコンサルティングを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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