今週は先週のこのコラムで予告したとおり、明石家さんまに学ぶ「自分が輝く」インタラクティブ力です。
過日、TBS「明石家さんちゃんねる」の番組のコーナーとして、明石家さんまさんが渋谷のサイバーエージェントにやってきて、サイバーエージェントの美女たちをイジっていかれました。
そこで、今回はさんまさんにいじられた美女たちの証言から、「明石家さんまのインタラクティブ力の秘密」に迫っていきたいと思います。
番組に登場した順番に証言してもらいました。
森永佳未
(広島県出身 京都大学卒業 ファッションコミュニティ「プーペガール」プロデューサー)

さんまさんと相対しての感想ですが、カメラが回っている間の空気つくりを「自分がすべて担っている」という意識で仕事してるんだろうなぁと感じました。
自分が黙ったら場が盛り下がる、という思いがあるのか、黙ってる時間がほとんどなかったような…。
あとは、単純に「目がいいなぁ」という感想です。
自分の周り360度見えてそうですよね。
そんなにせわしなくきょろきょろしてる風には見えませんでしたが、眼球は非常にきょろきょろしてたのかもしれません。
澤野井宏美
(大阪府出身 神戸女学院大学卒業 社長秘書)

テレビには映っていなかったのですが、まず社長室の社員、一人一人に言葉をかけられていました。
さんまさんはサービス精神が旺盛で、周りから盛り上げ、場を暖めて一瞬にして距離を縮められる達人だと感じました。
インタビューではほとんどしゃべらせてもらえませんでしたが、不思議と「その流れに身をまかせたほうがいいんだな、きっと」という気持ちにさせる方で、質問にも安心して答えることができました。
三田村恵里
(東京都出身 早稲田大学卒業 インターネット広告コピーライター)

「気持ち良く話を引き出された、さすがプロだなー」というより「乗せられてしゃべってしまった、さすがプロだなー」という方が近いのかな、と思いました。
その場・その空気を自分のもの=面白いものにしてしまう能力に優れている方だと思いました。
それが、笑いの求心力というのか、それとも、笑いの狩人というのか…
笑いをつくりあげるためなら何でも利用してやろうという、貪欲なまでの探究心(しかもナチュラル!)を感じました。
ポジティブな意味で。すごい、の一言です。本当に、プロですね。
でも正直、さんまさんは、「一緒に話す」よりも「見ている」方が楽しい人、だと思います。
本田加奈
(兵庫県出身 関西学院大学卒業 アメーバ・スタジオ・ディレクター)

そうですね…。「番組制作」に携わっている私としては、進行しやすさ、番組の仕切り・尺等がきっちり頭に入っていて、その中で、与えられた環境の中で「最大限」のものを生み出す人だなという印象を受けました。
一緒に仕事したいと思いました…。
あと、話をしていて受けた印象は、話している人ときっちり話す、というよりも、話ながらも周りを意識しているという感じでした。
誰かと「集中して話す」という印象は受けなかったですね。
やはりインタビュアーではなく、盛り上げる人という印象でした。
色々な意味で「プロ」だと感じました。
高野友美
(千葉県出身 法政大学卒業 アメーバブログ・デザイナー)

さんまさんと相対してですが…、相手のことを引き出しているようで、相手の会話を拾っているようで、実は、自分のことを引き出して、自分の会話を広げている、と思いました。
なので、話しているときは、自分がいじられているように感じ、話を広げてくれたり、拾ってくれてると錯覚しました…。
でも、興奮がおさまって、笑いがおさまって、さらに放送を見ると、「あ、完全にさんまさんの世界に持ってかれている」と気づきました・・・。
話しているときは、楽しかったし、気分も良かったです。
そこが、私はすごいな、と感じました。
ちゃんと酔わせてくれたと思っています。
すごーくしょーもない感想を。美人が多い会社で、うらやましい...(2007/11/15)