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【第5回】任天堂「Wii」との協業が示唆するもの

NTTを悩ませる「終わりのない宿題」(後編)

  • 松本 敏明

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2007年12月12日(水)

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 11月下旬、NTT東西地域会社は任天堂と共同で、ゲーム機「Wii」とNTT東西の光ファイバー・サービスの接続を推進する協業について発表した。「パソコンを使わないユーザーを獲得したい」--。発表会に登壇したNTT東日本の古賀哲夫副社長は狙いを説明した。

 今回の協業は、ゲーム機からのネット接続を増やしたい任天堂と、パソコン以外に光ファイバー利用の起爆剤となる端末を必要としているNTTのニーズが合致したもの。両社は共同でユーザーがWiiをNTT東西の光ファイバーでインターネットにつなぐ際のサポート窓口を設置するほか、光ファイバーを使った機器のセットアップをパック化して提供する。

 NTT東西の光ファイバーは、2008年にNTT東西が商用サービスを始めるNGN(次世代ネットワーク)のアクセス回線である。今回の任天堂との協業からは、NTTがNGNで目指す方針の一端が垣間見えた。

あらゆる機器をつなぐネットワーク

 そもそも現在の加入電話網は、電話という単一アプリケーションのために作られたネットワークである。1995年ころインターネットが一般に広がったあたりから、家庭とNTT局舎を結ぶ電話線の接続相手としてパソコンが急浮上した。電話線でやり取りされるものは音声が中心だったが、テキスト・データから動画などの大容量データまでが扱われるようになった。

 こうした経緯を踏まえて構築されるNGNは、加入電話網の後継ながら、はじめから電話だけでなく様々な機器をつなぐことを前提として作られる。任天堂との協業のように、家庭用エンターテインメント機器のテレビゲーム機を大容量の光ファイバーに接続すると、ゲームと高速な通信を絡めた新サービスの登場を期待できる。ゲーム機以外にも新しい選択肢を加えることで、機器と高速ネットワークとの接続を前提とした新しいビジネスが育ってくるかもしれない。

 これまで加入電話網は電気・ガス・水道と同じように、ライフラインとしての役割を担ってきた。この広くあまねく存在するネットワークがNGNに進化すると、これまで以上に新しい市場を生み出せるビジネス・インフラになる。

 こうなるとNGNを構築するNTTには、従来とは全く異なる発想のビジネス・モデルが必要になる。しかし電話会社としての長い歴史を持つNTTには、新しいビジネス・モデルの構築に対する戸惑いや悩みが透けて見える。

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