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日本で売っても儲からない

だから世界戦略車で勝負

  • 浜田 基彦

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2007年12月18日(火)

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 「もう限界だ。日本から撤退しよう」
 「しかし社長、うちは日本の自動車メーカーですよ」
 「しょうがないだろ。選択と集中だよ」

 いや、フィクションですよ。
 そんなことが起きても不思議ではないという話をしよう。

4台に3台は海外向け

 10月末、日本の各自動車メーカーは決算とともに、地域ごとの販売台数を発表した。前年同期比で言うと、北米はプラス、欧州はプラス、アジアもプラス、日本だけがマイナスだ(下の図1)。

図版

図1 2007年度上期の販売台数(一部売り上げ台数、輸出台数)の前年同期比
数字はパーセント

 もう少し長い間の数字を見ても傾向は同じ。国内の4輪車販売はどんどん減ってきた(下の図2)。1996年から2006年までで15%落ちた。

図版

図2 4輪車新車販売台数は15%減、4輪車輸出台数は30%増(トラック・バス含む)
日本自動車工業会調べ

 一方、輸出は好調が続き、30%の伸び。2006年には輸出が国内販売を抜いた。海外生産は絶好調で、この間に83%伸びた(下の図3)。

図版

図3 日本メーカーの海外現地生産台数は83%増(日本自動車工業会調べ。原則として日本ブランド車のみ。単なる技術支援的なものは除外)

 この結果、大づかみに言うと、2006年に日本の自動車メーカーは596万台を輸出し、1097万台を海外生産しているのに、日本国内では574万台しか売っていない。逆輸入などややこしいことがあるので、正確な数字は出せないのだが、割り算すると、2006年、日本の自動車メーカーは、作ったクルマの4分の1しか日本では売っていないということになる。

コメント18件コメント/レビュー

新車の購入や乗換えに踏み切れない要素は、実にさまざまなものがあると思いますが、短いスパンでモデルチェンジを繰り返して乗り換え需要を作ってきた過去もどうかと思います。(2007/12/20)

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

新車の購入や乗換えに踏み切れない要素は、実にさまざまなものがあると思いますが、短いスパンでモデルチェンジを繰り返して乗り換え需要を作ってきた過去もどうかと思います。(2007/12/20)

トヨタは自社工場で働く若者にクルマを購入して維持するだけの給料を払っているのだろうか?人件費というコストを圧縮することで空前の利益を上げてきたトヨタを、業種を問わず日本企業は見習っている。そこで働く若者達にクルマを購入するだけの余裕があるのだろうか?先立つものがなければ消費者は消費者足り得ない。「金は天下の回りもの」この言葉を日本経済のトップは忘れてしまったのではないか。(2007/12/20)

車がなぜ売れないのか?というより、なぜ今までそれだけ売れていたのか不思議に思う。買い替え需要というけれど、3年やそこらで車を買い換える今までのライフスタイル自体ムリがあったのではないか?たとえば家電とかは今だにブラウン管の古いテレビや冷蔵庫を使ってる人はザラにいるだろうが、新しく買い換えるのは、アナログ放送が見れなくなるからでも、新製品の魅力でも無く今まで使っていたものが壊れたため、やむなく買い換える場合がほとんどでしょう。車も動かなくなるまで乗るのは、営業者くらいなもので、ほとんどの人は見てくれが悪くなったり、古くなるだけで乗り換えていたが、将来への不安がこれだけ取りざたされてくれば、車なんて壊れるまで乗ることがあたりまえであることに気が付くだろう。今までの新車=良いもの的な価値観から、車メーカも新車の販売ではなく、メンテナンスや他で儲ける仕組みを考えなければ、この状況を変えることは無理なんではなかろうか?(2007/12/20)

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夢の実現にあたっては強く「念ずる」。そうした心構えを支えにビジネスの世界の荒波を渡ってきました。

後藤 忠治 セントラルスポーツ会長