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科学技術が社会を変革する可能性

リチウムイオン電池は社会システムイノベーションの推進力

  • 宮田 秀明

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2008年2月22日(金)

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 21世紀には、私たちは力を合わせて、もっと創造的な仕事に取り組まなければならない。経営システムや社会システムにも創造的な革新が求められている。科学技術も、要素技術や商品技術によるイノベーションだけでなく、システムを創造することによるイノベーションに役立てる時代になってきた。

 新しいシステムを創造し、革新をもたらすことは、今の日本にとっても世界にとっても一番大切なことだ。ここで言うシステムとは、モデルとかアーキテクチャーに近い概念で捉えていただきたい(モデルについての詳細は「涙ぐましい努力が報われない悲劇」参照)。

 21世紀にも、科学技術がたくさんの難しい問題を解決しなければならないことは明らかだが、そうした科学技術の中で、システム工学やアーキテクチャー工学は、バイオやナノなどの要素技術と同等以上に大きな役目を担うだろう。

 企業の中には、調達システムや生産システム、販売システム、物流システム、それに情報システムといったシステムがある。それぞれのシステムにイノベーションが求められている場合もあるし、これら全部を統合した経営システムとして企業のアーキテクチャーに改革が必要な場合もあるだろう。

関連企業や顧客も含めた「社会システム」で企業活動を考える

 システムが企業の内部だけで完結することはあり得ない。関連企業や顧客もシステムの一部として含めて企業活動を考えることが大切な時代になってきている。株主はもちろん、環境を通して地球市民全部とも一種のシステムを作っているという視点も大切である。これは「社会システム」と呼ぶのがふさわしいし、社会システムとしての全体最適がすべての活動の目標である。

 私の研究室で取り組んでいる書籍ビジネスは、情報システム中心の第1段階が大詰めを迎えている。書籍ビジネスは、出版社、取次社、書店のそれぞれが独自に経営改革しても成果は小さい、これらすべてのプレーヤーの集合体としての書籍社会システムに改革をもたらさなければならない。

 大変なことなのだが、ようやく第1段階が完成に近づき、実地での実証実験も行って、実装段階に入ろうとしている。

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