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現場を動かすリーダーシップとは

リーダーが備えておくべき4つの力

  • 宮田 秀明

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2008年3月14日(金)

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 リーダーシップ力を持っていない人、つまりリーダーになるべきでない人がリーダーになることのマイナスは計り知れない。リーダーがリーダーシップを発揮できない組織の場合も同じだ。リーダーシップのない組織は、徐々に確実に、または大きなミスで突然、機能不全になったり競争力を喪失したりしてしまう。

 日本にとって、今ほどリーダーシップが大切な時代はないかもしれない。企業や行政機関、政府、様々な組織があって長たるべき位置を占める方がたくさんいるわけだが、彼らは本当のリーダーなのか、本当に正しいリーダーシップを取っているのかが疑問になるケースが多すぎる。現代日本の1つの特徴と言ってもいいくらいだ。

 時代の変化とともに世の中は複雑さ、非線形さが増長していて、リーダーシップも難しくなっていることもある。しかし、正しいリーダーシップはいつでも大切な力だ。日本社会が今本気で取り戻さなければならない“力”にほかならない。福田首相から小さな企業の経営者の方まで、上に立って現場を動かす立場にある人には、もう一度リーダーシップという力を確認し、獲得してほしい。

 リーダーシップは4つの力によって構成されていると思う。「論理力」「構想力」「人間力」「行動力」である。この4つの力を考えてみよう。

価値の連鎖やWIN-WIN関係を正確に理解する「論理力」

 1番目の「論理力」は、小学校の四則演算の理解から始まって、最終的には、社会やビジネスの仕組みを論理的に理解する力である。すべての仕事は価値を生み出す作業である。どのような価値が生み出され、それがどのようにビジネス上で拡大したり、連鎖したり、循環したりしているのかを理解する力が論理力である。

 ビジネスの基本はWIN-WIN関係を作ることである。取引する片方がWINして、片方がLOSSしたのでは詐欺になってしまう。両方がWINするのがビジネスである。タクシーに乗ると乗客は2キロの距離を例えば3分で移動するというWINを得る。そして、運転手さんまたはタクシー会社は710円のお金をWINする。どんな複雑で難しいビジネスでもWIN-WIN関係をなるべく正確かつ定量的に理解しなければならない。

 このコラムのテーマの1つは経営と設計のアナロジーである。設計ではシステムを構成する部品のWIN-WINの関係を知らなければならない。船や飛行機や自動車の設計では、対象とする複雑なシステムを構成するたくさんの要素、例えば、車ならエンジン、車体、サスペンション、タイヤ、制御装置などの部品が、お互いにハーモニーを持って助け合う関係、つまりWIN-WIN関係を作ることができれば、いい車が設計できる。

 この時、WIN-WIN関係をできる限り数字で定量的に理解し説明できることが大切である。WIN-LOSS関係の部分が多いと性能の悪い車になる。部品を人に置き換えれば、企業や国の経営になる。

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