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2008年の世界のノート型パソコン生産は1億台超

台湾メーカーのシェアは90%

2008年4月15日(火)

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 2007年の世界のノート型パソコン市場は予想を上回る好調ぶりだった。その好調を受けて台湾メーカー各社は大幅な増産だった。パソコンのブランドと言えば日本ではNECや富士通、世界では米Dell社、米Hewlett-Packard(HP)社などが高いシェアを持つ。「なぜ台湾?」と思った読者も多いだろう。それは、これらブランド・メーカー向けに生産を請け負っているのが台湾メーカーだからだ。

時代の流れに乗って日本メーカーを凌駕

 日経マーケット・アクセスの調査では、2007年の世界のノート型パソコンの生産台数は、対前年比29.7%増の9539万台。2008年に1億台の大台に乗るのはほぼ間違いない。その生産の大半が台湾メーカー。2007年は約90%を占めた。

●世界のノート型パソコンの生産台数の推移(2000年~2006年実績,2007年実績推定)出所:日経マーケット・アクセス

●世界のノート型パソコンの生産台数の推移(2000年~2006年実績,2007年実績推定)出所:日経マーケット・アクセス

 1990年代、世界のパソコン市場はデスクトップ型が主流だった。一方、ノート型は高価な液晶パネルを使用し、スペースの問題で部品コストがどうしても高かった。そのため、省スペースを求める日本市場くらいでしかノート型に需要は集まらなかった。従って、1997年のノート型パソコンのメーカー・シェアを国籍別に見ると、日本が約45%と最も多く、台湾は約33%しかなかった。この頃は、米Apple社など米国メーカーもまだ自社生産をしていた。

 ところが、2000年以降、デスクトップ型でも液晶パネルのモニターを使用するのが一般的になり、コスト面でのデスクトップ型のメリットが薄れていった。その結果、デスクトップ型の需要の伸びは鈍化し、代わりにノート型の需要が急速に拡大した。

 これに目をつけた米国メーカーが、台湾メーカーに生産を委託してコストを削減し、それまで日本メーカーの牙城だったノート型パソコン市場でシェアを拡大し始めた。

●台湾メーカーのOEM先別ノート型パソコンの生産台数(2007年第3四半期実績)出所:日経マーケット・アクセス

●台湾メーカーのOEM先別ノート型パソコンの生産台数(2007年第3四半期実績)出所:日経マーケット・アクセス

 慌てて日本メーカーも台湾メーカーへの生産委託に移行したが、時既に遅く米国メーカーにシェアを奪われてしまった。その下支えをした台湾メーカーのシェアは、2001年に50%を超え、現在では前述した通り90%に達している。

 かつては自社生産が主流だった日本メーカーも台湾メーカーへの生産委託を増やさざるを得ず、日本市場でトップ・シェアのNECでさえ、ほとんどが台湾メーカー製と言ってよい状況だ。

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「2008年の世界のノート型パソコン生産は1億台超」の著者

菊池 珠夫

菊池 珠夫(きくち・たまお)

日経BP CTI主任研究員

日経BPクリーンテック研究所が実施してきたスマートシティ・プロジェクトやスマートハウス・ビル調査に従事。韓国、米国、中国など幅広い地域のスマートシティの調査実績がある。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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