• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

新CIOは、最初の100日に何をやるべきか

筆者が勧める3つのアクションとは

  • 横浜 信一

バックナンバー

2008年4月28日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close


 最近の傾向として、CIO(最高情報責任者)のポジションに情報システム部以外から着任するケースが増えている。調査会社の統計を見てもそうした傾向が見られるし、筆者の経験から言っても、情報システム部のたたき上げではないエグゼクティブが、CIOの任に就くケースが増えていると感じる。

 こうした方々は、これまでIT(情報技術)にほとんど関わったことがない人から、営業部門や製造部門などユーザーとしてシステム構築に携わったことがある人まで、IT経験にはバラツキがあるが、期待されているのはフレッシュな目で企業のITシステムについてマネジメントするという点であろう。

 情報システム部門以外からCIOに着任した場合、期待に応えていくためには何が大切だろうか。これまでの経緯やしがらみに捉われないという良い点もある一方で、過去の積み重ねを全く無視して間違った指示を出すのも困ったものである。本稿では、情報システム部門以外から着任した新CIOが成功するための処方箋について書きたい。

CIOの陥りがちなワナ

 こうしたCIOが取るアプローチには、いくつかのパターンがある。例えば、自分が情報システムや技術に精通していないために、部下である情報システム部長やスタッフの説明をよく聞いて、まずは理解することに徹するタイプ。間違った判断を下さないという点では良いCIOになるのだが、本来期待された「フレッシュな目で見直す」という役割が果たせなくなるリスクがある。

 元来、人間は相手の話を聞けば聞くほど、その内容に理解を深めるものである。最初は新鮮な感覚で「なぜだろう」と思っていたことでも、部下から懇切丁寧に説明を受ければ受けるほど理解が深まり、疑問が解消し、結果としては情報システム部と同じ目線でCIOの役割を演じることになってしまう。

 逆に、自分にはしょせん技術的なことは分からないと割り切って、部下に任せてしまうタイプも見られる。本人の意図としては、「重要な判断は自分が行うので、判断を仰いでほしい。しかし細部については現場に任せるので技術の専門家の目で判断してほしい」ということなのだが、残念なことに、何が重要な判断で何がそうでないかが示されないケースが多い。

 CIOに判断を仰ぐべきこととそうでないことの線引きが分からないと、情報システム部は前広に判断を仰ぐことになるし、そうなるとCIOとしては、「そんなことまで自分に相談しなくてよい」という態度を取りがちになる。結果として、情報は薄く広く提供されるが、内容には入り込めないCIOが生まれてしまう。情報システム部長から見ると、「うちの担当役員は分かってない」ということになってしまう。

 このような状況を避け、もともと期待されたフレッシュな目線で情報システムの利活用を考えるという役割を果たす上うえでは、新CIOにとっては最初の100日間の過ごし方が極めて重要である。なぜ最初の100日間かというと、この間CIOはアウトサイダーの立場を持ちながら、インサイダーの情報に触れることができるからである。

 

「横浜信一の「ビジネステクノロジー進化論」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

お客様が低価格に慣れてきている。

片岡 優 ジェットスター・ジャパン社長