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「オフライン・ブログ批評」という提案

  • 須田 伸

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2008年5月13日(火)

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 先日、某女子大に招かれて「メディアリテラシー」の重要性について話してきました。

 講義形式だったので、果たしてどれだけ伝わったのか不安だったのですが後日見せていただいた授業後に提出された感想レポートを読んで、こちらが伝えたいと思っていたことを的確に理解し、さらに中にはより突っ込んだ問題提起もあり、私自身にとっても有意義な機会となりました。

 インターネットの出現により流通する情報量が以前に比べて爆発的に増大している中、目の前の情報の真贋を見極めるチカラを磨くことは、卒業後の進路に関わらず必携のスキルです。メディアリテラシーの向上のためのトレーニングとして、今回は私が彼女たちにすすめてきた3つの方法を紹介したいと思います。

 さあ、どうすれば情報が渦巻くネット社会を生き抜くリテラシーを高めることができるのでしょうか。

 当たり前すぎる、というお叱りを受けることは承知で言うと、ひとつには「常識力を磨く」ということです。

 このように言うと、自分はさも常識がある人間のように聞こえてしまいますが、これは「自分のことは棚にあげて」の、自戒をこめての発言になります。例えば「うますぎる話には落とし穴や裏がある」という注意は、誰もが一度はされたことのある、ごく常識的な警告だと思うのですが、メディアというフィルターを通じて目にすると、ついつい信じてしまいがちです。他にも「世の中には悪意をもった人がいる」「流言には尾ひれがついている」だから「ひとつの情報源に依存せず、複数の情報源からクロスチェックをかける」、などなど。ネット上のことに限らず、世間で一般常識とされる判断力が、ネット情報の正しいか間違っているかを見極めるモノサシとしても有効に機能します。

 大学の講義では、相手が学生だったので、歴史、文学、経済学など、いわゆる一般教養と言われるようなさまざまなジャンルの学問をしっかり学ぶことも、こうした常識力を強化することになる、と「学生時代の自分のことは棚にあげて」話してきました。

「ウケる価値」の魔力は、発信側に行かないと分からない

 もうひとつは、情報を発信する側にまわってみることです。

 以前は困難なことでしたが、今はたとえばブログを書いてみることで、簡単に情報を発信する立場になれます。そこで、「不特定多数の人の関心を集めるような内容って何だろう」と試行錯誤しながら書いてみると、「発信者の心理や悩み、たくらみ」を実感することができます。

 自分が体験したちょっとミステリアスな出来事をブログで紹介するにしても、「ある朝の出来事でした」とありのままに書くよりも「真夜中、午前2時を少し過ぎたころ」って書いたほうがドラマチックになるかな、とか。ぶっちゃけていえば、発信者側に立つと「ウソをつく罪の意識を、読まれることの快感が上回る」のだ、という実体験ができるわけですね。実際に「創作」をするかどうかは別として、「より読み手の心をつかみたい」と常に考えてしまう、発信者側の心理を理解できるようになります。

 こういう訓練を重ねていくことで、受信者の側に戻った時に、簡単に騙されない「タフな受信者」に成長することができると思うのです。インターネットの普及によって、誰もが「俺様放送局」として情報発信できるようになった今、この方法を使わない手はありません。

 しかし、ただ漫然とブログを書くだけでは、なかなかリテラシーはあがらないでしょう。やはり読者という存在を意識して書いて初めて「発信者」です。自分の思いつきを頓着せずに綴ることができるのがブログやSNSの気楽さであり魅力のひとつですが、一歩進んでみることが大切です。そのための方法として紹介したいのが「オフライン・ブログ批評」です。

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