• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

アウトサイダーの発想は企業力や国力になる

傍流ビジネスは本流ビジネスになり得る

2008年5月30日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 イノベーションを実現するためには、アウトサイダーを大切にしなければならない。

 たくさんの国家プロジェクトがある中で飛行機開発競争に勝利したライト兄弟は、その世界ではアウトサイダーだった。ホンダ創業者の本田宗一郎さんも創業時は自動車業界のアウトサイダーだった。

 世の中でイノベーションを生み出した人にはアウトサイダーだった方が多い。優秀な経営者にもそのような事例が多いようだ。ずっと本流の真ん中にいて、素晴らしい成果を上げた人は少ないのではないだろうか。

科学技術や経営学、金融の世界でも功績あり

 研究開発の世界でも、学会の本流の人がイノベーションを生み出したり、歴史的な発見や発明を成し遂げた例は少ないように思う。偉大な成果のほとんどはアウトサイダーが生み出してきたものだと言ってもいいくらいだろう。

 科学や技術の世界だけではない。経営学者のピーター・ドラッカーさんは、自分自身がずっとアウトサイダーだったと言っている。大学教授でありながらコンサルタントとして実社会から離れないようにしようとしていたのは、もう1つの大切な側面だ。

 前FRB議長のアラン・グリーンスパンさんについても同じことが言える。マクロ経済学と分析力をリテラシーとすることが多いエコノミストの中で、それぞれの産業の製造などの詳細な現場を理解しようとしたアウトサイダーのエコノミストだったのだ。

 明治維新で活躍した人々も、ほとんどはアウトサイダーだ。

 イノベーションとは非常識を常識にすることとも言える。だから、革新的な仕事や研究をしていると、非常識な奴と誤解されてしまう。私がアメリカズカップのプロジェクトで、「世界一になってカップを取ってきます」と公言した時、ヨット界に詳しい方々は“非常識でバカな奴”と思ったはずだ。日本のヨット文化の普及度はきわめて低い。おまけに私はヨットの技術に限れば素人だったから、仕方の無いことだ。

コメント8

「宮田秀明の「経営の設計学」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック