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電気自動車、発進はそろり

リチウムイオン電池の生産を、来年に3グループがスタート

  • 池原 照雄

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2008年6月24日(火)

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 にわかに電気自動車(EV)への注目度が高まっている。確かに、来年には三菱自動車と富士重工業が軽自動車をベースにしたEVを発売するし、2010年からは日産自動車も日米の市場に投入する。

 ただし、心臓部であるバッテリーは、コスト、性能ともにEVの普及を促すレベルには到達していない。ハイブリッド車(HV)が10年を要して、やっと本格普及段階にこぎつけたような時間軸が必要なのだ。

 株式市場ではEV用の2次バッテリー関連銘柄の商いが活発になっている。今月中旬には、電池事業を手掛けていない企業の株価が、関連特許を取得したという風説で急騰するなど、当事者には笑えない場面もあった。材料難の市場でEVは格好の素材なのかもしれない。

車載用のリチウムイオン電池の量産するグループも

 自動車メーカーと電池メーカーは、クリーンカー開発の一環としてEVへの取り組みを着実に進めている。現状では車載用としての性能が最先端に位置するリチウムイオン電池のそこそこの数量の生産を、来年には3グループが開始する(表)。

自動車メーカーによるリチウムイオン電池の生産計画
企業名 出資企業 生産開始・数量など
オートモーティブエナジーサプライ 日産、NEC、
NECトーキン
2009年度 
当初年1万3000台分
リチウムエナジージャパン 三菱自動車、GSユアサ、
三菱商事
2009年 
当初年2000台相当分
パナソニックEVエナジー トヨタ、松下電器産業 2009年 当面は少量

 実際の車両については、三菱と富士重工が軽自動車の車体にEVシステムを搭載したものを、電力各社や自治体と実証試験しており、両社は来年には市場投入する計画だ。軽自動車の車体や足回り部品を流用するが、価格は200万円を超えるので自治体や法人向けが主体となる。

 日産は今年度から5カ年の中期経営計画の柱に、EVを示す「ゼロエミッション車」で世界のリーダーとなる方針を掲げた。計画では2010年度に米国と日本で発売し、2011年度には仏ルノーとともに米ベンチャー企業と協力して、イスラエルとデンマークでも販売する。

 もっとも、日本では神奈川県内、米国では排ガス規制の厳しいカリフォルニア州に当面の販売を限定する。イスラエルとデンマークでは、バッテリーが切れると、充電したものを積み替える方式を採用するので、用途は市街地中心のコミューター的なものとなりそうだ。

 これら3メーカーのEVにはリチウムイオン電池が搭載されるのだが、想定される車両価格やバッテリーの積み替え方式から、この電池の現状での実力がうかがえる。つまり、コストは高く、充電には時間がかかり、航続距離も十分でないということだ。

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