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リアルタイム経営に役立つ「デジタル経営学」

民間のコンサルタント会社に勝てるかもしれない

  • 宮田 秀明

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2008年9月19日(金)

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 小売・流通業の研究に取り組む段になった時、いずれも販売データがまとまっていることが決め手になり、「書籍ビジネス」と「通販ビジネス」を研究テーマにすることにした。科学的な経営支援技術の研究に適した対象分野なので、書籍ビジネスはスタートから4年目、通販ビジネスは3年目を迎えるほど長く研究を続けている。

 このうち通販ビジネスの方は昨年で打ち切るつもりだった。できることは一通り完了したと思ったからだ。しかし、企業の要請で3年目も継続することになった。ところが、2年目で打ち切る予定だったので、このテーマを経験した学生は全員研究室を離れてしまっていた。

 急遽編成したのは新人の4年生2人と大学院生2人のチームだ。最初のデッドラインは7月だから、4月に初めて研究室のメンバーになった2人の4年生と急速な立ち上げを行った。

 4年生のW君に、ある地域の5万人の顧客の年間150万件の注文の解析を担当させた。一番基本的な解析は2週間以内に行うように言った。マイクロソフトの「Excel」でマクロというプログラムを組むことと、「SQLサーバー」というデータ処理ソフトを使いこなすことが要求される。解析の仕方を説明したのは5月のある金曜日だった。

様々なデータから経営支援技術を導き出す「デジタル経営学」

 この日は、長年私を支えてくれた2人の秘書の送別会だった。本当にお世話になったのだが、寿ブームからベビーブームになり、やむなく一時退職することになったのだ。千駄木の庶民的な料理屋で研究室の送別パーティーが開かれた。会場の座敷で私の隣に座ったのはW君だった。「天井桟敷」での2次会では、飛び入りで現れた新社会人の卒業生がW君に言った。

 「SQLサーバー? 1週間格闘すればできるようになるよ」

 その翌日の土日、W君と大学院生のM君はデータとソフトウエアを相手に格闘したようだった。月曜日の午後、私は聞いてみた。「どう、できそう?」。

 W君は答えた。「できません。できないことが分かりました」。

 仕方がないので、W君に先輩のインストラクターをつけることにした。今は他の研究室の大学院生になっているH君をアルバイトとして雇ったのだ。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長