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頭より体で考えよ! サプライズ満載の研修施設

~大学セミナー・ハウス(1965年)、東京都八王子市~

2008年10月2日(木)

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*本文中の写真とイラストはクリックすると拡大表示されます。

 今回は東京でもかなり西の方、八王子市内の森の中にある「大学セミナー・ハウス」(現名称は八王子セミナーハウス)を紹介したい。この施設は、モダニズム建築をかなり見慣れた人でも口をぽかんと開けてしまう、サプライズ建築である。いや正確には、サプライズ建築“群”だ。「モダニズム=機能主義=堅苦しくて面白みに欠ける」と思っている人にはぜひ見てほしい施設である(もしかしたら、もっと嫌いになるかもしれないが…)。

外観

 ここは国公私立の大学が共同で運営する研修施設で、主に大学生や教職員の研修に使われている。大学時代、新入生のオリエンテーションやゼミ合宿、サークル活動などで訪れたことがある、という読者の方もいるかもしれない。

 敷地内には宿泊施設、食堂、講堂など、大小10以上の建物が木々の中に埋もれるように建つ。

イラスト

 利用者が最初に目にするのは斜面の上の方にある「本館」。まず、この建物の外観に、頭をハンマーでたたかれたような衝撃を受けるに違いない。四角い平面の建物だが、4面の壁がいずれも上にいくほど手前に迫り出してくるのだ。四角錐のとがった方を下に向けて、地面に打ち込んだような形と言えば、理解してもらえるだろうか。

イラスト

 壁の仕上げもすごい。壁は四面ともコンクリート打ち放し。コンクリート打ち放しといえば、普通はできるだけツルツル・スベスベに仕上げようとするものだが、ここはわざと汚くなるように工夫したのではないかと思えるほど、ムラだらけの仕上げ。さらに40年間の汚れや補修の跡が加わって、遺跡のようなすご味が生じている。

 さらに北側に回ると、屋根の下あたりに巨大な「目」が…。比喩ではなく、本当に目なのである。斜面側なので気づかない人は気づかないだろうが、気づいた人はきっと「ヘビににらまれたカエル」状態になってしまうに違いない。

イラスト

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「頭より体で考えよ! サプライズ満載の研修施設」の著者

宮沢 洋

宮沢 洋(みやざわ・ひろし)

日経アーキテクチュア副編集長

1967年東京生まれ。1990年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、日経BP社入社。日経アーキテクチュア編集部に配属。以来、建築一筋。現在は日経アーキテクチュアにて「建築巡礼/プレモダン編」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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