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「クルマへの見栄に2000万円も使ってる、恥ずかしい!」
~今週はコメントにコメント返しです

彼氏が軽自動車に乗っていたらイヤですか? Part2

  • 須田 伸

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2008年12月2日(火)

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「こりゃあ、記事より皆さんのコメントが面白い。久々に気分爽快ですね」

 先週のぼくの記事「彼氏が軽自動車に乗っていたらイヤですか?」に寄せられたこのコメントを読んで、「たしかに…」と思いました。

 それにしても「消費」ということが、とてもややこしくなっているなぁ、と先週の記事を書いてあらためて実感します。そのややこしさをあらためて整理するためにも、今週は、前回の記事へのコメントに「コメント返し」してみようと思います。

 そのまえに、まず、前回の記事の要点を整理しておきます。

  1. クルマが売れていない中で、自動車広告が以前より饒舌になっているように思う。
  2. 「いいクルマを買うことで成長を実感しよう」という共通概念が消滅している。
  3. クルマに限らず、もっと豊かになってモノを買おう、という空気が薄くなっている。
  4. 広告全般が不調の中で、たしかにインターネット広告は引き続き堅調に伸びている。
  5. しかしネット広告は、「おいしい生活」のような「空気をつくる広告」が実は苦手。
  6. でも、経済がまわらなければ、日本社会は活性化しません。さて、どうしましょう?

 このぼくの、「結論なき戸惑い」に対して、読者の皆さまからさまざまなご意見を頂戴しました。今回は、けっして反論しようとか、説得しようとか、そういった意図ではなく、消費がややこしい時代、そしてそれでもモノをつくって売って稼いで暮らしていかねばならない自分たちの現在位置を考えようというこころみです。よろしくお願いします。

若者は、のんびり、夢見てられる場合じゃない

20代の若者の視点から発言させていただくと、いくら購買意欲をくすぐられてもサイフの中身が増えない限り消費は増えません。友人を比較してみると、正社員で安定しており成果主義の部分も多く、手取りの多い友人は車を購入していますが、正社員でも生活がギリギリであったり非正規雇用者であったりした場合、ほとんど車を購入していません。 まだまだ車自体に価値はありますがラグジュアリーをくすぐるよりも、機能性重視に傾いてきたのでは?とも取れます。サイフのヒモを緩める役割が広告にはあると思いますが、どういう視点でゆるめさせるか?が重要なのではないでしょうか。

 なるほど。サイフの中に、クルマを持つだけの稼ぎがあれば持つけど、そうでなければ持たない、というシンプルな判断がされているわけですね。以前であれば、「今は多少無理をしてでも、給与もポジションも徐々にあがっていくはずだから」ということで現状のサイフ以上のこともローンを組むなりして行われていた。ところが、クルマも「ラグジュアリーよりも機能性重視」ということで、クルマを持つことによって得られる機能的な利便性と価格とが見合うかというモノサシで測られるのみになった、ということでしょうか。

 その中で、広告が「クスグル」とするならば、「高級ですよ」「贅沢しましょうよ」ということより「こんなに便利ですよ、快適ですよ」ということになる。たしかに、若者向けのクルマの広告は、友だちとのドライブにも、大きな荷物を運ぶのにも、優れたパッケージング、というアプローチのCMが多いですね。そういう意味でも、どんどん饒舌になる必要があるわけですね。

(見栄で)フェラーリを買うのが恥ずかしくなったりして

 機能と価格、ということに関しては、以下のコメントも面白いと思いました。

コメント33件コメント/レビュー

「クルマへの見栄に2000万円も使ってる、恥ずかしい!」についての意見ですが、フェラーリには2000万の価値があるのを分かっている人が買えばいいことであつて、他人がそれを見栄はっていると見ようが、そんなの関係ねぇと思う。確かに年収500万に方から見ればそう感じるのかも(2008/12/13)

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いただいたコメント

「クルマへの見栄に2000万円も使ってる、恥ずかしい!」についての意見ですが、フェラーリには2000万の価値があるのを分かっている人が買えばいいことであつて、他人がそれを見栄はっていると見ようが、そんなの関係ねぇと思う。確かに年収500万に方から見ればそう感じるのかも(2008/12/13)

『情報が世界を駆け巡り、共有され、消費されるスピードが、どんどん、速くなっていますね。』とおっしゃっていますが、それは本当でしょうか?ちょっと前に「バナナで痩せる!」ってのがブームになりましたね。話題に飛びついた人のおかげでバナナが爆発的に売れましたが、あっという間に収束して、結局バナナを買い続けるのは本当に効果のあったごく一部の人たちとこれまでからバナナを食べていた人たちだけ。このバナナの例の場合、広告がターゲットとするのは誰なのでしょうか?情報の消費というのがブームのことなら、話題に飛びつく煽動されやすい人をあおり続けるのが広告の本質ということでしょうね。情報弱者に偏った情報を与える事で個人の価値観や適性を無視して消費させるわけです。ならば煽動を続けて売り続けるには情報を統制するしかない。でもメディア以外のチャンネルで情報が洪水のように流れる今、そのやり方は通用しないでしょう。個人的には、一つの時代の大量の人に価値観を提示するって発想自体がそれこそ「時代の空気」から外れてると思います。一人ひとりの時間とともに少しずつ変わって行く嗜好を丹念に追いかけること、これは現在の広告には到底出来ない事であり、本人が能動的に使いこなすツールであるネットや一人ひとりをきっちり把握する営業マンの得意とするところだろうと思いますね。(2008/12/11)

フェラーリなんかに乗ったら、クルマに2000万円も使っていると値札をつけて走っているようで嫌だ」という人がいても、不思議ではないような気がしますが、どうでしょう.という言い方は作為的ですね。嫌だと読者に思わせたい、言わせたいという意図が見えます。実際違うでしょ。フェラーリに乗りたくても乗れない人がほとんどで乗りたい人が乗ってるのだから上記の文章はまったく成り立ちません。もちろん、「軽自動車に乗ってる彼氏よりフェラーリに乗ってる彼氏の方がいい」でしょ。人間はあくなき欲求があるからここまで発展進化してきたんです。「~しなければいい、なくてもいい、これぐらいでいい」と人間が考えていたならいまでも石器を使ってますよ。追記:広告の話とは関係ないですがそんなに車が要らないのなら年収で免許限定すればいいと思いますよ。GDP貢献度が高い人がクルマに乗れる特権(2008/12/10)

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