• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

すごい広告まんがに出会った

「ほんとうのことしか言わない」ことの効果は?

  • 須田 伸

バックナンバー

2009年1月20日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 日経ビジネスオンラインでコラムを書かせてもらっていることもあり、ぼくは日経ビジネスオンライン自体の熱心な読者でもあります。読んだ記事に影響を受けて、さまざまな行動をすることも珍しくありません。先日も「超ビジネス書レビュー」を読んで、西原理恵子さんの『この世でいちばん大事な「カネ」の話』を書店で買い求めました。一気に読んで、あらためて筆者の西原理恵子さんはすごい人だなぁと思い、「もしかしてブログを書いていたりするかしら?」とグーグルで検索してみたら、自分のところのアメブロで書いているということを知り、しかもほぼ毎日更新されていて、過去に遡ってこれまた一気に読みました。

 本の中でも、ブログの中でも、外国為替証拠金取引、いわゆる外貨FXを西原さんがやっていることが書かれているのですが、その理由が株式会社ウェブクルーの100%出資子会社である株式会社FXキングの「キャンペーンガール」として、「FX投資まんが」を書くことになったからだということは、すべてを読んでようやく理解することができました。

目標は1億6千万円の借金返済

 「FX投資まんが」の1回目を読むと、「実際にFXを体験してそれを漫画に書いてほしい」という仕事の依頼を、昔からなじみの新潮社の編集者経由で持ちかけられて連載が始まった経緯が記されています。

 そして連載2回目で口座開設をして、自分のアトリエ建設資金の1千万円を投入して「一千万円FXで借金一億六千万円返済できるかな」という目標を掲げておられます。

 この2回目の更新日が2007年8月24日。今からおよそ1年半前です。その後はだいたい1カ月1回の頻度(まれに同月で2回の更新があったことも幾度かあります)で連載が更新されていきます。その内容はFX取引以外にも、株式会社ウェブクルーの会社訪問だったり、ウェブクルー社の青山社長との忘年会だったり、多岐にわたっていますが、中心は、ごくまれにプラスに転じた場面も描かれているものの、ほぼ一貫して西原さんがFXで損をしていく模様がリアルに描かれています。

 いったい、どれくらいの原稿料をもらってるのだろう? という疑問にも、1本あたり数十万円であることを連載の中で紹介されています。

 その一本数十万円のマンガの中で、毎回一桁上の数字の損失を出していることが描かれているわけで、「これはどうしてソロバンがあうのかいな?」という当然の疑問にもまた、リーマンショックの直後に1000万円が強制ロスカット決済で失われて、「強制ロスカット一千瞬殺!」と絶叫した後で、「契約金返すからもうやめる つか違約金払ったほうが格安」と正直な形で答えてくれています。

広告の嘘がゼロというすごさ

 この西原さんの「FX投資まんが」のなにがスゴイかというと、広告の嘘の部分がゼロ、ということです。

コメント13件コメント/レビュー

英語の世界では俳優が広告に出演すると、あの人はこの商品をENDORCEしている、と言われます。怪しげな商品、サービスの広告塔になる場合、そのリスク(あんたが推薦したから信用して買った、賠償してくれ、といわれるような)を背負っているはずです。でもメディアも広告塔の責任を問う言い方はしないようですし、訴訟になったという話も聞きません。どうしてでしょう?(2009/01/24)

「Web2.0(笑)の広告学」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

英語の世界では俳優が広告に出演すると、あの人はこの商品をENDORCEしている、と言われます。怪しげな商品、サービスの広告塔になる場合、そのリスク(あんたが推薦したから信用して買った、賠償してくれ、といわれるような)を背負っているはずです。でもメディアも広告塔の責任を問う言い方はしないようですし、訴訟になったという話も聞きません。どうしてでしょう?(2009/01/24)

サイバラさんからの「年賀状」というのがそのFXの会社のサイトにアップされていて「心機一転ぶっ込む所存でございます」と宣言していたのにも驚いたが、またそれを見た投資家(顧客?)から「西原さんのマンガに触発され、FXを始めましたが、2ヶ月で200万飛んでます。そろそろやめようと思う度に西原さんのマンガを見て、「俺はまだ大丈夫だ」と思ってしまいます。頑張って下さい!」というコメントが返っていたのにさらに驚いた。このひとたちって・・・とあきれる反面、「やけくそになっている今のシロート投資家」のインサイトを妙についているのかな??と一瞬真剣に考えたりもしました。(2009/01/23)

家電芸人は終わりですね。好きだから贔屓してるぐらいにすればよかったのに。パナもプレゼントあげるぐらいで、契約しなければよかったのに。サイバラは正直ですが、そもそも常人とは価値観が狂っているから、参考にはならない。FXというものを知らない人に興味を持ってもらうだけの役回りなんでしょう。タレントは広告のアイコンなので、別にその人が使っていなくても関係ないです。それで響くような人がターゲットですから、成立していると思います。(2009/01/21)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

変化を受け入れやすい組織体質があればビジネス上の“地殻変動”が起きた際にも、他社に半歩先んじられる。

井上 礼之 ダイキン工業会長