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「産業再生機構的発想でコンテンツ開発するのもアリでしょう」。

経済産業省 商務情報政策局 メディア・コンテンツ課 村上敬亮課長に聞く(中編)

  • 須田 伸

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2009年3月31日(火)

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 先週に引き続き、今週も経済産業省の村上敬亮さんのインタビューをお届けします。

 前半のインタビューでは、「売れているアーティストがいる国」の存在感というものは、世界のなかで大きな影響力を持ち、それがひいては国の文化力になっていく。だからこそ、コンテンツの海外競争力を経済産業省として支援していきたい、といったお話がありました。今週は、その「支援」のより具体的なイメージについて、説明していただきます。

『ガンダム』での世界的大成功は厳しい?

須田 日本が生んだコンテンツの世界展開、という意味で言うと、「ドラゴンボール」だったり、「トランスフォーマー」だったり、「マッハGoGoGo」(映画タイトルは「スピード・レーサー」)だったりと、ハリウッド資本が日本のアニメや漫画を映画という形で、大きな資金で世界展開している、という現状があります。

村上 国境を越えたディストリビューション、販路開拓という点で見ると、やはりハリウッドが圧倒的に強いです。

 それと、アメリカで売れるものと、日本で売れるものって、結構、異なるケースがあるんです。

須田 例えば。

村上 勧善懲悪型のハッキリしたもののほうがよい。例えば「(機動戦士)ガンダム」は、彼らに言わせると、難しいというわけです。

 地球連邦軍が正義でジオン公国は悪、という単純なストーリーではなくて、ジオン公国にもヒーローが存在するというストーリーは複雑すぎる。すべからくシンプルで分かりやすいストーリーでなくてはならない、ということを言われます。もちろん、「エヴァンゲリオン」などでも受け入れる層は存在しますが、あくまでも一部のマニア層止まりで、欧米マーケットにおける上限が見えてしまっているということなのだそうです。

 日本のコンテンツをそのまま持っていって成功する可能性があるのは、どちらかというとアジアマーケットで、強いて言うとヨーロッパはその真ん中、やっぱり出し物を変えないとワールドワイドは厳しい、という現実があります。

須田 そうすると、日本国内で売れるということと、世界展開とを、ある種複眼的にとらえて、先ほどのように勧善懲悪型だったり、ある程度シンプルにするとか、そういう作業が場合によっては必要になるかもしれない。

村上 そうかもしれません。そういうプロデューサーが必要ということでしょうね。それには、やはり、経験が必要なんじゃないですかね。

世界で一番ファッションにお金を使う日本の20代

村上 あと、ファッションの「東京ガールズコレクション」なんて、ポジショニング的にはいいところを取っていると思いますね。

須田 ファッションというコンテンツですね。

村上 例えば2月に丸井が新宿3丁目に、新しいお店を出した。

須田 新宿マルイワンですね。

村上 あれもプロデューサーに聞くと、売上の3割は外国人客が目標と言っているんですよ。

須田 それはすごいですね。

村上 その背景にあるのは何かというと、世界中の20代で日本人が一番金持ちだと言うんですよ。生活に余裕のある20代が自分の趣味でファッションにお金を使うマーケットって実は世界でそんなにそんなに多くなくて、他の都市ではマーケットとして厳しい。

須田 だから、そこにお金を使いたい外国人客は「ここにあった、ここしかない」と買ってくれる。

村上 ええ。20代向けファッションというコンセプトで商売が成立する日本は、海外での競争相手は少ないわけですから、勝算があるのではないかと。

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