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2010年以降のトヨタ復活シナリオが見えてきた

軸足はコンパクト車と新興国、「良質で廉価」へ原点回帰

  • 池原 照雄

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2009年5月20日(水)

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 2010年3月期まで2期連続の赤字見込みとなるトヨタ自動車が、業績回復とその後の成長を託す分野を明確にした。商品軸では「コンパクト車とハイブリッド車」、地域軸では「新興国と資源国」に軸足を置いて、開発や生産・販売のリソースを重点投入する。

 今世紀初頭からは高級車「レクサス」ブランドの世界展開や商品開発に力を注いできたものの、「良質で廉価な魅力ある商品」(渡辺捷昭社長)という同社本来の強みを、原点に帰って追求することになる。

 トヨタはここ数年、世界の各地域でバランスの取れた販売分布を実現してきた。北米や日本など先進諸国依存から脱し、地域による市場の好不調に左右されない体質を目指したものだった。

 しかし、今回の自動車不況が「急激に、かつ広い範囲で進んだ」(渡辺社長)ため、そうした地域均衡路線は一時的には業績を大きく悪化させる要因となった。もっとも、日本・北米・欧州という成熟市場への依存度はまだ高かった。

 2008年3月期にはこの3地域の販売(小売りベース)は68%と7割近くを占めていた。先進国需要が落ち込んだ2009年3月期、その割合は5ポイント減少の63%になったが、これは市場の冷え込みがもたらした「縮小均衡」だったと言える。

70万円前後のコンパクトカーをインドで生産へ

 すでに中国、インドなどの自動車需要が回復に向かっているように、潜在的な成長力を持つ新興諸国でのプレゼンス拡大がトヨタの持続的な成長に不可欠なのは明白だ。

 こうした新興諸国向けのクルマづくりでは、まさに「良質で廉価」な製品づくりが問われる。言い換えれば競争力のあるコンパクトカーの投入ということになる。

 その第1弾は来年、姿を見せる。建設中のインド第2工場で生産開始予定の世界的な低価格戦略車、「エントリー・ファミリー・カー(EFC)」だ。

 排気量1000cc級であり、「従来の常識は非常識という考え方を出発点」(岡本一雄副会長)に、革新的な原価のつくり込みに挑戦している。販売価格は日本円で70万円前後となる見通しだ。

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