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ボンネットの下は、部品メーカーの“戦場”だ

進む電子化に手ぐすねを引く新興勢力

  • 江村 英哲

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2009年6月26日(金)

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 「ハイブリッド車は構造が複雑過ぎて、整備しようにも手が出せない」。都内のある自動車整備会社の社長は「お手上げだ」と言うように話す。

 エンジンとモーターを動力源とするハイブリッド車。その構造は非常に複雑だ。ホンダのハイブリッド車「インサイト」のボンネットを開いてみると、様々な部品が密集していて、すき間がない。ガソリン車に比べて増えているのは電子部品だ。

エンジンにモーターを加えたことで、部品点数も増えている(写真は「インサイト」のボンネット内)
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 1990年代以降、クルマはパワーウインドーやABS(アンチロック・ブレーキ・システム)、エアバッグなど快適や安全を求めて電動化を進めてきた。クルマに電子部品が新しく導入されるタイミングを捉え、自動車産業に参入してきた企業も少なくない。

 そして、その最大の好機が「ハイブリッド車」の普及だ。インサイトやトヨタ自動車の「プリウス」など、普及を狙った廉価なハイブリッド車の売れ行きには、部品業界も熱い視線を送る。

ガソリン車よりも売り上げが大きい

 ハイブリッド車市場への参入が大きな転換点になったと話す電子部品メーカーがある。ハードディスク装置など記録メディア製品を主力とするTDKだ。

 インサイトの動力制御装置に組み込まれる「DC-DCコンバーター」を納入している。この部品は電圧を変換する機能を持つ。1997年から製造しており「シビックハイブリッド」にも納入した実績を持つ。

 エンジンに加えてモーターでも駆動するハイブリッド車向けの部品製造は、同社の将来を左右する事業とも言える。

 現在、TDKの売上高に占める自動車部品の割合は1割ほどだ。だが、「クルマ1台当たりの部品の売り上げをこれまでのガソリン車と比べると、ハイブリッド車に納める部品は金額が1ケタ多くなった」と製品の電子部品営業グループカーエレクトロニクス営業統括部の神谷守孝部長は期待を込めて話す。

 インサイトでは、最低価格189万円とこれまでのハイブリッド車では考えられない低価格を提示してきた。ホンダは発売の3年前から200万円を切るハイブリッド車を発売する構想を練っていた。ほかのホンダ製小型車にも展開できるような、安価で作りやすいハイブリッドシステムを求めて、部品メーカーに徹底したコスト削減を要求した。

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