「新・ハイブリッド戦争」

自動車業界の“インテル”を探せ

エコカー銘柄に投資家が殺到

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2009年6月30日(火)

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 6月12日に日経平均株価が1万円台を回復(終値ベース)するなど、持ち直しの兆しが出てきた株式相場。その中で、投資家の期待を集めているのがエコカー関連銘柄である。

 ハイブリッド車や電気自動車などで新たに必要となる車載用電池やモーター、インバーター。それらを手がける企業に投資家が熱い視線を注いでいる。

 その代表格が、今後エコカーへの採用が進むと見られるリチウムイオン電池を製造するジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ)だ。古くからガソリン車やディーゼル車用バッテリー大手として知られるが、ここへきて環境対応車向けの電池開発に力を入れている。

PERは割高だが、期待は大きい

 2007年12月に三菱商事、三菱自動車との3社で共同出資会社「リチウムエナジージャパン」を設立し、電気自動車向けの電池開発を進めてきた。今年6月に三菱自動車が量産を発表した電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」には、GSユアサのリチウム電池が使われている。

i-MiEVに搭載されたGSユアサ製のバッテリーパック
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 さらに、ホンダとはハイブリッド車用のリチウム電池で手を組み、「ブルーエナジー」を設立。いずれの共同出資会社も株式の過半をGSユアサが持ち、主導権を握っている。

 車載用電池で存在感を高めるGSユアサの株価は、3月以降、上昇基調に乗り、6月18日に1228円をつけた。これはGSユアサにとって上場来の最高値である。

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著者プロフィール

細田 孝宏(ほそだ・たかひろ)

日経BP社入社後、経済誌「日経ビジネス」を振り出しに、建築誌「日経アーキテクチュア」、日本経済新聞証券部(株式相場担当)で記者活動に従事。「日経ビジネス」では主に自動車、流通、商社などの各業界を担当し、現在、米国特派員として、ニューヨークに駐在している。



このコラムについて

新・ハイブリッド戦争

厳しい販売状況が続く自動車業界で、唯一人気を集めているのがハイブリッド車だ。低価格化に加えて政府の免税措置などもあり、トヨタ自動車の新型「プリウス」、ホンダの新型「インサイト」はともに納車待ちの状況が続く。2強が競い合い、新たに始まった「ハイブリッド戦争」はどこへ行き着くのか。自動車メーカーの狙い、最先端電池の開発戦略、激化する販売戦争の裏側、また次々と乗り込んでくる異業種などの動きを追った。

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