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IPTVサービスの標準規格、策定の現状

8月にはリリース1の作業完了へ

  • 西畑 浩憲

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2009年7月7日(火)

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 グローバル市場におけるIPTVサービスの普及を目指し、IPTVの標準規格を検討しているOpen IPTV Forum(OIPF)のYun Chao Hu議長がこのほど来日し、規格策定作業の進捗状況や今後の作業スケジュールについて説明した。

リリース1と2の検討を平行して進める

 Hu議長によると、OIPFによる最初の仕様となる「リリース1」は、2009年1月までにリクワイアメント(要求仕様)とアーキテクチャー、ソリューション・スペシフィケーション(技術仕様)についての検討を終了し、現在インターオペラビリティー(相互運用)とプロファイリングの作業を行っているという。6月中には検討作業がほぼ終了し、8月をめどに完成予定である。

 リリース1の検討作業と並行してリリース2の準備も進めている。リリース2は利用者ごとのカスタマイズ、パーソナライズ機能を強化する方向で作業を進めている。2009年1月に要求仕様の検討が終了し、現在アーキテクチャーと技術仕様を検討している。2009年末~2010年初頭の完成を目指している。

 日本のIPTVフォーラム規格との相互運用については、現在OIPFとして正式にすり合わせの作業などはしていないという。ただしOIPFに参加する日本企業の中には、IPTVフォーラムに参加する企業も含まれており、「会員企業のレベルで情報収集や意見交換を進めている」(Hu議長)状況である。OIPF規格とIPTVフォーラム規格の間にはコンテンツ記述言語や採用するDRMに違いがある。相互運用のハードルについては「将来的には、秋葉原で買えるOIPF規格準拠のSTBでIPTVフォーラム規格向けのサービスも利用できればいいと思う」(Hu議長)と、楽観的な考えを示した。

通信機能を活用したサービス仕様を盛り込む

 リリース1は固定通信網を使ってテレビやセットトップ・ボックス(STB)向けにIPTVサービスを提供する前提で仕様を策定している。具体的な項目としては、(1)番組のライブ配信向けとして「SDTVとHDTVのコンテンツ配信」、「音声のみサービス」、「EPG(電子番組表)」、「サブスクリプションとペイ・パー・ビュー」に関する仕様、(2)録画サービス向けとして「端末側およびネットワーク側でのPVR機能」、「シリーズ番組録画」、「端末側でのタイムシフト機能」に関する仕様、(3)ビデオ・オンデマンド(VOD)向けとして「SDTVとHDTVのコンテンツ配信」、「音声のみサービス」、「カタログ機能」、「サブスクリプションとペイ・パービュー」、「ストリーミング配信とダウンロード配信」に関する仕様などを検討している。

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