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子に巣立たれた親を癒やす間取り

熟年者向き住宅は、寝室に仕切り壁がない

  • 澁谷 征教

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2009年9月1日(火)

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 米国では、ライフステージによって変化するライフスタイルを考慮した住宅建設が行われてきました。初めて住宅を購入する若い夫婦向けの住宅や、子供が成長するにつれて買い替える様々なユニットプラン(間取り)を前回ご紹介しました(「家族が抱え込むトラブルを解決する間取り」)。

 今回は、子育てを終えた熟年者のための「セミリタイアメント」「リタイアメント」向け住宅について取り上げます。

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 私はこれまで毎年、米国で建設された新しい分譲地を視察してきました。なかでも印象に残っているのが、1998年に訪れた、西海岸やハワイ州の郊外にある分譲地です。「ゲーティッド・コミュニティー(gated community)」という、安全を確保し資産価値を保つためにゲートで囲った分譲地に建つ住宅を視察し、そのユニークなユニットプランに大きな衝撃を受けたのです(ゲーティッド・コミュニティーの分譲地の出入口には専用の門扉が造られていて、専用の守衛が24時間監視し管理している所もあります)。

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 住宅の玄関を入るとまずリビングがあり、左奥にダイニングとキッチンが続き、右側に書斎があります。正面には2階に行くストレートな階段が配置されていて、そこを上ると目の前に開放的な空間が広がります。左側のメインベッドルーム、右側の「メディアルーム(ビデオシステムやパソコンが設置)」と呼ばれる書斎が一望できるのです。なんと、そこには高さ1.4メートル程度の腰壁しかありません。これには誰もが驚きました。

 一般的に、米国のモデルホームやモデルルームの室内のドアは外してあることが多いのですが、この住宅にはそもそも低い腰壁しかないため、ドアさえも取り付けることが出来ません。

 この分譲地を案内してくれた米国在住の友人も、さすがに驚き、「なぜ2階の寝室には仕切り壁がないのか」と営業マンに聞きました。

 すると返ってきたのは「エンプティーネスター向け住宅だから必要ない」という答え。エンプティーネスター(子供が巣立った親=熟年夫婦)の多い「セミリタイアメント・コミュニティー」に建つ、熟年者向け住宅の発展型住宅だから必要がない、ということです。

 ではなぜ、エンプティーネスター向け住宅は、このようなユニットプランになるのでしょうか。

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