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風力発電機のベアリングで稼ぐ

「増速機向け」で2ケタ増収を続ける日本精工

2009年10月6日(火)

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 ベアリング大手の日本精工が風力発電事業を拡大している。同社は風力発電単体の売上高を公表していないが、2009年3月期はおよそ200億円。毎年2ケタの割合で伸びている。

 同社が製造しているのは、羽根の回転力を電力変換するための増速機向けベアリングだ。増速機は風力発電機のコスト全体の60%を占めると言われる。

直径2メートル、耐用年数は20年

 そのベアリングは、大きいものだと直径が2メートルほどある。しかも、20年間の耐久性が求められることから、技術的なハードルは高い。スウェーデンSKFと独シェフラー、日本精工が市場を3分している。

 同社の産業機械事業本部長である建部幸夫専務は「世界トップクラスの風力発電機メーカーのほとんどにベアリングを納めている」と胸を張る。ゴールドウィングなどの中国メーカーにも納入しているという。

 ただ、ベアリング3社の中では日本精工が最後発だった。欧州中心に風力発電市場が急進し、主役もデンマークのヴェスタスなど欧州メーカーだったため、その部品メーカーも欧州勢が中心だった。

ライバル製品の故障が受注のチャンスに

 同社は1998年頃に同市場に参入した。専任部隊を欧州に設置して営業をかけたものの、市場の壁は厚かったという。

ドイツで風力発電事業を統括するユルゲン・ドレース氏(右)と、技術マネージャーのラルフ・ピーダーゼン氏
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 「初めはトップメーカーに営業に行っても門前払いだった」。初期から同事業に関わり、今は欧州の風力発電事業を統括するユルゲン・トレース氏は、こう振り返る。

 しかし、あるメーカーのベアリングで故障があったことから、日本精工に受注のチャンスが回ってくる。その際に、相手の要求通りにベアリングを作り上げたことから、欧州メーカーの見る目が変わった。

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「風力発電機のベアリングで稼ぐ」の著者

大西 孝弘

大西 孝弘(おおにし・たかひろ)

日経ビジネス記者

1976年横浜市生まれ。「日経エコロジー」「日経ビジネス」で自動車など製造業、ゴミ、資源、エネルギー関連を取材。2011年から日本経済新聞証券部で化学と通信業界を担当。2016年10月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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