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ヤフーを意識すると顧客を見失う

日本のハード技術あってこそ、グーグルが花開く

2009年10月22日(木)

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 インターネット検索・広告で世界の覇権を握る米グーグル。だが日本市場では、ヤフーの後塵を拝しているのが実情だ。検索エンジン以外にも動画共有の「YouTube(ユーチューブ)」やメールサービスの「GMail(Gメール)」など多くのサービスが利用されているが、本社が米国にあることもあり日本での活動がユーザーや利害関係者に充分に知られているとはいえない。

 日経ビジネス10月19日号特集「グーグル包囲網」の連動インタビュー第4回のテーマは日本市場戦略。グーグル日本法人で今年1月から社長を務める辻野晃一郎社長に話を聞いた。

(聞き手は日経ビジネス記者、広岡延隆)

 ―― 日本だとインターネットの世界ではヤフーの影響力が強い。米国発ブランドでありながら日本で上場しているヤフーに比べて、存在感が薄いのでは。

 辻野 グーグルの社是は世界中の情報を整理してインターネットの発展のために尽くすこと。その意味ではヤフーはインターネットの発展のためにやっているパートナーだ。ビジネスとして競合している部分もあるが、そこはフェアに競合していく。

 メディアの皆さんは「マイクロソフトとヤフーが提携してグーグルと競合する」とか、対立軸で書きたがるけれども我々はどこかの企業との対決とかを意識しているわけではない。

競合を意識すると顧客を見失いかねない

辻野晃一郎(つじの・こういちろう)氏
1984年慶応義塾大学大学院工学研究科修了後、ソニー入社。エレクトロニクス部門の出身でパソコン「VAIO」事業の立ち上げを指揮した。2006年ソニー退社。07年4月グーグル入社、製品企画本部長を経て、09年1月から日本法人社長
(撮影:村田和聡)
画像のクリックで拡大表示

 辻野 それよりユーザーや広告主、パートナーにフォーカスしている。それを徹底的にやれば、最終的にはマーケットやユーザーに支持される。競合を意識すると顧客を見失ってしまうので、自制しているぐらいだ。

 ただ、日本で必ずしもナンバーワンになっていないことは、私の立場から重く受け止めている。もっとグーグル全体を強くするのが、グーグル株式会社の責務だ。

 ―― いつまでにヤフーを抜くようになどという課題は科せられているのでしょうか。

 辻野 グーグルはトップからあまり締め付けない文化だ。日本で何をやりたいかは米国の本社からも良く聞かれるし、それに対してサポートしてくれる。

 ただし、本社の経営陣は日本に対して深い興味を持っている。

 日本のハードウエアのテクノロジーがあってこそ、グーグルが花開いているということはよく理解しており、日本や日本企業に対する尊敬の念を持っている。それに加えて、日本は広告などビジネスマーケットとしても非常に大きい存在だ。

チームワークや結束を強める

 ―― 今年1月にグーグル日本法人の社長に就任されました。日本法人が変わってきた手ごたえはありますか。

 辻野 8月に社員全員を集めて、ミッドイヤー・キックオフを開催した。掲げたのは「チェンジ・アンド・チャレンジ」というメッセージだ。実は、こういうのはあまりグーグルっぽくないと思っている。

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「ヤフーを意識すると顧客を見失う」の著者

広岡 延隆

広岡 延隆(ひろおか・のぶたか)

日経ビジネス記者

日経コンピュータ編集部、日本経済新聞産業部出向を経て2010年4月から日経ビジネス編集部。現在は自動車など製造業を担当している。これまでIT、電機、音楽・ゲーム、自動車、製薬産業などを取材してきた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官