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普天間基地移転は造船業界のチャンス

埋め立てしなくてもいい“移動可能基地”という案

  • 宮田 秀明

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2009年11月20日(金)

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■記事の最後に筆者の「特別ライブセミナー」(12月1日)のお知らせがあります。宮田秀明氏の話を直接聞いてみませんか。

 私の職場はずっと海だった。20歳代のサラリーマンの時は、試運転を行う五島列島沖や和歌山沖、相模湾だった。40歳なって産学連携プロジェクトで高速船を開発していた時は、実証実験や試運転を行う瀬戸内海や相模湾、伊豆大島沖だった。アメリカズカップの時は、サンディエゴ沖の太平洋とオークランドのハウラキ湾だった。

 たくさん海を見てきたのだが、今年初めて目にした沖縄本島や宮古島の海は格別だった。明るいコバルトブルーの海を見たのは生まれて初めてだった。毎年600万人の観光客の観光モチベーションにこの美しい海があることがよく理解できた。美しい自然ほど魅力的で老若男女を引きつけるものはない。

 今年4月、沖縄グリーンニューディールのプロジェクトの中で「基地跡地を自然エネルギー発電所に」というプロジェクトを提案したこともあり、返還される予定の普天間基地を丘の上から見る機会も与えられた。

 この時は、跡地利用の事ばかり考えていた。県の方が「森にしたい」と言うので、それよりは自然エネルギー発電所にした方がいいと思った。風力と太陽光による発電で、沖縄の電力需要の5%ぐらいは賄えそうだった。

埋め立てずに海上基地を造る

 今、普天間基地の移転先の議論が高まっている。辺野古地区の沖合を埋め立てて新しい基地を建設するというのが現状では最有力の案で、2006年に日米の合意がなされている。

 沖縄の美しい海を見てしまった者は、この計画に賛成できないだろう。沖縄本島はどちらかと言えば西岸の方が美しく、観光施設もこちら側に集中している。しかし辺野古地区など東側も捨てたものではない。移転候補地の少し北にはカヌチャリゾートという260ヘクタールの敷地を有するリゾート施設もある。

 この美しい海に海兵隊の基地は似合わないと言えば、安全保障問題とそんな情緒的なものを混同するなと言われそうだ。

 それでは、この場所に建設する基地は、埋め立てではなく、浮体式にするのはどうだろう。船のように鉄で造ったプラットフォームを浮かべ、アンカーで係留するのである。大規模な施設を浮体上に建設するので、「メガフロート」と呼ばれる技術である。航空母艦も“動く飛行場”だが、メガフロートは基本的に移動することはない。

コメント15件コメント/レビュー

本記事のタイトルに”経営の設計学”とあり、さらに技術経営コンサルタントをなさっている教授なので、本提案で出されているメガフロートを事業化する為の根拠を様々な数字や理論から出して欲しかった。まず、羽田空港については、埋め立てでは1兆3000億円から1兆8000億円かかると考えられていてこれに対抗する案としてメガフロート(5000-6000億円)が出された。価格的な魅力と同時に環境への影響を最小限にとどめられるのではということで注目をされた訳である。しかし、実証試験その他をやったにも拘わらず本記事にあるような利害関係もあり採用とはなっていない。この羽田空港に対して、この普天間空港の大きさは3倍以上も大きい(私の計算が正しければ)そうなると工事費の問題以外に、その環境への評価はかなり時間がかかると思われる。実際、もう5-6年も前からこのようなメガフロート化の案も提案されているが全く採用とならないのはこのような事業費、環境評価期間さらに利害関係など様々な問題があるからではないだろうか?何故、今、このような提案をしてその可能性があると考えるのかちょっと理解に苦しむと言うのが本音である。(2009/11/21)

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本記事のタイトルに”経営の設計学”とあり、さらに技術経営コンサルタントをなさっている教授なので、本提案で出されているメガフロートを事業化する為の根拠を様々な数字や理論から出して欲しかった。まず、羽田空港については、埋め立てでは1兆3000億円から1兆8000億円かかると考えられていてこれに対抗する案としてメガフロート(5000-6000億円)が出された。価格的な魅力と同時に環境への影響を最小限にとどめられるのではということで注目をされた訳である。しかし、実証試験その他をやったにも拘わらず本記事にあるような利害関係もあり採用とはなっていない。この羽田空港に対して、この普天間空港の大きさは3倍以上も大きい(私の計算が正しければ)そうなると工事費の問題以外に、その環境への評価はかなり時間がかかると思われる。実際、もう5-6年も前からこのようなメガフロート化の案も提案されているが全く採用とならないのはこのような事業費、環境評価期間さらに利害関係など様々な問題があるからではないだろうか?何故、今、このような提案をしてその可能性があると考えるのかちょっと理解に苦しむと言うのが本音である。(2009/11/21)

日本の古城が石垣で固められているようにあらゆる城砦は、いかにして己を守るかがポイントになる。メガフロートの軍事基地とは、水面下すべての防備がお留守になるということを意味する。少なくとも通常の地面なら守る必要のない足元に 膨大なリスクを抱え込むことになる。そういう 軍事の一の一、守りの基礎の基礎を まったく考えずに、筆者は思いつきでよくぞこういう記事を書いた、と、むしろ天晴れなほどに感じる。一応確認しておくと、軍艦や潜水艦は、己の位置を変えることでさまざまに防御が可能だが、位置が固定している基地としては、こういうものを考えることはできない。洋上飛行場やヘリポートではなく、兵站を支える軍事基地を、メガフロートで考えるということはない。核弾頭をつけた魚雷など突っ込んでくれば 打率100%で轟沈する「基地」の「提案」? 軍事基地は海底油田などとは違う。死角だらけの軍事基地? いったい頭をどこにつけて、こういう無策を考え付くか、興味深く思う。宮田氏の講座はもともと戦艦大和や武蔵を作っていた伝統ある講座のはずだいったいその戦略性はどこに行ったのだ、と問おうとして、逆に納得がいった。武蔵も大和も、勝機のかけらほどもない特殊奇襲攻撃で むざむざ轟沈されに出てゆき 予想通りに撃沈された。戦略も経営感覚もなにもなかった。見事にそこは 受け継いでいるのだと思いついて得心が行くように思った。施主である米軍のニーズなど かけらほども考えずに 造船業の仕事になりそうだという思いつきだけで、技術の裏打ちもなくこういう記事が書けるというメンタリティは大和武蔵以来変わっていない病では?やや直載で厳しい批判をさせてもらったがどのように消化して以後につなげてゆくか、とくと読ませてもらおうと思う。(2009/11/21)

宮田氏の提言は一杯飲みながらの話題としては大変面白く、読ませてもらいました。メガフロ-トの考え方には何人かの方が意見を述べられています。小生はそれならいっそうの事ヘリ用空母を何隻か作ったほうが早いのではないかと考えます。メガフロ-トを管理する人間の数と、同数のヘリを離発着させられる空母の数を比べた場合、後者の方が管理費は高くなるかもしれませんが、いざとなれば分裂して行動できるわけで、その面の利点はあると考えます。但し、これは日本の軍隊が考える防衛体制であって、米軍が自国と同盟国日本の防衛を同時に満たす戦略でないことは明らかです。マスヤジ(2009/11/20)

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