「Web2.0(笑)の広告学」

「必死の雑談」でアイデアを作り出せ

今だからこそ、広告オールドスクールの教え その2『チームワークとコラボレーション』

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2009年11月24日(火)

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Two heads are better than one.
(ふたつの頭は、ひとつより、優れている)

 先週の『アイデアのつくり方』に引き続き、今週は広告オールドスクールの第2弾、『チームワークとコラボレーション』です。

 チームワークの重要性は、ことさら広告業界でなくとも、あるいはクリエイティブな作業でなくとも、既に十分に認識されていることで、これもまた、先週の「アイデアのつくり方」と同様に、第一印象としては、「そんなの知ってるよ」ということになるでしょう。しかし「どうやってクリエイティブ作業におけるチームワークやコラボレーションを実践するか」ということは、意外に知られていないように思います。

 広告のオールドスクールで強調されるチームワークは、お互いの短所・欠点をカバーしあう、あるいは、慰めあうような、足し算・引き算の考え方ではありません。

 自信を持って自分の長所を出すと同時に、仲間の強みを引き出し、生かす。まさに「ケミストリー」、化学反応のような「掛け算」をつくり出すのが、クリエイティブにおける真のチームワークでありコラボレーションです。

 では、どうすれば、足し算ではなく、掛け算のコミュニケーションを構築していけるのでしょうか。そのヒントは、80年代のトレンディドラマなどで滑稽に描かれていた「軽薄なギョーカイ人」にあります。

「いいね! 山ちゃん、それイタダキだよ!」から始める

 分厚いシステム手帳とセカンドバッグを小脇に抱えて、日焼けした肌を包む、襟を立てた白いポロシャツの肩には、明るい色のセーターがかかっている。そう、あの、「ギョーカイ人」です。

 彼らのファッションセンスは当時も今も、いかがなものか、と正直思いますが、クリエイティブな仕事の過程で「なんか、いけるんじゃないかな」というポジティブな場の空気をつくり出す軽妙な言動には、実は学ぶべき点があります。

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著者プロフィール

スダシン(須田 伸 すだ・しん)

須田 伸

サイバーエージェント ネットトレンド研究室長/コミュニケーションディレクター。1992年株式会社博報堂入社。CMプランナー/コピーライターとして「ACC賞」「日経広告賞」「消費者のためになった広告コンクール」などの広告賞を受賞。 1998年カンヌ国際広告祭ヤングクリエイティブ・コンペティションに日本代表コピーライターとして出場。2000年にYahoo! Japanに転じてコミュニティサービス担当プロデューサーとして「ヤフー・チャット」を立ちあげ「ライブチャットイベント」では初代「Y! Chat MC」として活躍。2002年より株式会社サイバーエージェントに勤務。同社の企業ブランドを一新する。現在は同社ネットトレンド研究室長。ブログとインターネット広告に関する著書として『時代はブログる!』(アメーバブックス)がある 。「サイバーエージェント/アメーバ」は、2008年度グッドデザイン賞を受賞。



このコラムについて

Web2.0(笑)の広告学

ブログやSNSのように、普通の人がインターネットで気軽に情報を発信するようになったことが「Web2.0」という流行語(バズワード)を生みました。Web2.0の切り口には、技術も、商売も、哲学もありますが、このコラムでは、基本的に「広告」という視点で考えていきます。筆者はテレビ広告業界を経験後、サイバーエージェントに転じ、ネット広告の世界で活躍している須田 伸氏です。

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