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今どき日米でフル生産に戻したスバルのしぶとさ

“日本のBMW”に一歩近づいた?

  • 池原 照雄

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2010年1月27日(水)

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 2009年の北米新車販売が過去最高を記録、日米の主力工場はフル稼働に戻している日本企業がある。国内の乗用車メーカーでは最も生産量の少ない富士重工業だ。

 水平対向エンジンとAWD(全輪駆動、All Wheel Drive)の組み合わせで際立つアイデンティティーをもつ商品群が、大幅な需要減退に見舞われた北米でも大健闘している。技術偏向と批判されがちな同社だが、営業経験も積んだ技術屋トップの商品戦略が快走につながっている。

 前年比21%減の1043万台と、空前とも言える落ち込みになった2009年の米国新車市場。トヨタ自動車など日本の大手3社もそろって2割前後のマイナスと、市場並みに販売台数を削った。こうしたなかで富士重工は、前年比15%増の21万6000台(カナダを含む北米では15%増の23万8000台)と、過去最高だった2006年を上回る販売実績となった。

米国市場でのシェア、12位から8位に上昇

 米国での販売シェアは同比0.7ポイント上昇の2.1%となり、企業別では前年の12位から8位にランクアップした。グローバル生産量で10倍強の開きがある独VW(フォルクスワーゲン)を上回っており、北米での「スバル」ブランドの強さを見せ付けた格好だ。

 同市場で2枚看板となっているステーションワゴンを中心とした「レガシィ」シリーズ、小型SUV(多目的スポーツ車)「フォレスター」が大幅な伸びとなっており、昨年秋口には品薄になったほどだ。特に主力のレガシィは2009年夏に全面改良したこともあり、昨年は34%もの販売増となった。

富士重工業の森郁夫社長
( 2009年東京モーターショー会場で、車両は参考出品のハイブリッド車)

 もともと北米で根強い信奉者を獲得していたレガシィだが、5代目となった今回の全面改良でエンジン、車体サイズを「ひと周り大きくした」(森郁夫社長)ことが、顧客層の一段の拡大につながった。エンジンは従来の2リッターと3リッターから2.5リッターと3.6リッターに変更している。

 レガシィは日本でも同社の基幹モデルであるため、1989年の初代以来、エンジン排気量やサイズは国内重視の仕様としてきた。体力のある大手なら同じ車名でも日米で仕様を変えることはできるが、富士重工の場合、容易ではない。現モデルへの切り替えに当たり、森社長は長年の懸案でもあった北米仕様優先の方針を明確に打ち出した。

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