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日産「マーチ」、世界向けの戦略小型車に脱皮

新興4カ国に生産を移管、年100万台の販売目指す

  • 池原 照雄

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2010年3月10日(水)

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 日産自動車はコンパクトカー「マーチ」が今年4代目に切り替わるのを機に、生産工場を日本と英国から、タイなど新興4カ国に移す。1982年に初代が投入され、国内では累計販売が200万台を超える同社の代表的モデルだったが、新興諸国でのエントリーユーザーを取り込むグローバルカーへと脱皮を図る。

 志賀俊之COO(=最高執行責任者)は「本格稼働時には世界160カ国・地域に投入し、(シリーズで)年100万台の販売を目指す」としており、話題先行の電気自動車(EV)事業よりもよほど大きなプロジェクトとなる。

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 次期マーチは、2日に開幕したスイス・ジュネーブ国際自動車ショーで欧州仕様車(現地車名は「マイクラ」)が初公開された。プラットホーム(車台)やエンジンは全面的に刷新し、新興諸国での生産をにらんで「現地化の推進や効率が追求できる設計」(志賀COO)とした。

 当面は従来のハッチバックのみだが、今後3年で同じプラットホームを使いながら、セダンとMPV(多目的乗用車)も追加する。エンジンは現行モデルの売れ筋である1.2リッターとするものの、部品点数の削減などを狙って4気筒から3気筒に変更している。

 欧州と日本では今年秋ごろに発売、2011年にはアイドルストップ機構やスーパーチャージャーを搭載したタイプも市場投入する計画。このタイプはCO2(二酸化炭素)の排出量が95グラム/kmとしており、燃費性能はこのクラスでは最高レベルとなりそうだ。

価格は90万円前後か

 3月下旬からまず、タイ工場で生産・販売を立ち上げた後、5月にはインド・チェンナイに建設中の新工場、さらに秋には中国でも生産を開始する。2011年以降は米州への供給拠点としてメキシコ工場でも立ち上げる計画だ。

 1982年の初代モデル以降、歴代マーチは日本の追浜工場(神奈川県横須賀市)と英国工場で生産しており、生産体制を先進国から新興諸国へと大胆にスイッチする。日本と欧州でも販売を継続し、日本へはタイ製、欧州へはインド製を供給する。

 コンパクトカーは価格が勝負であり、とくに次期マーチの命題である新興諸国のエントリーユーザーの獲得には需要地生産によるコスト削減が成否のカギを握る。先進諸国で生産していたのでは太刀打ちできないとの判断だ。次期モデルは部品点数を約2割削減、価格は90万円前後と見られている。

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