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日産ゴーン社長、3度目の正直なるか?

見えてこないダイムラーとの提携シナジー

  • 池原 照雄

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2010年3月24日(水)

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 日産自動車・仏ルノー連合が独ダイムラーと提携交渉を進めている。

 昨年来、伊フィアットが破綻した米クライスラーに出資、独VW(フォルクスワーゲン)とスズキが包括提携するなど世界的な合従連衡の動きが加速している。だが、日産・ルノーとダイムラーの組み合わせが、どこに提携効果を見出そうとするのか、どうもピンと来ない。

 日産とルノーのCEO(最高経営責任者)を兼ねるカルロス・ゴーン日産社長は、日産の再建を果たした後、連合体をさらにスケールアップしようと模索してきた。最初のアタックは、「北米のパートナー」(ゴーン社長)を求めてのものだった。

かつてはGMとの資本提携交渉もあった日産・ルノー

 2008年の金融危機後、世界の自動車業界があまりにも激変したため記憶も薄れがちだが、2006年夏にゴーン社長は米GM(ゼネラル・モーターズ)のリック・ワゴナー会長(当時)と膝を突き合わせ、資本提携交渉に入った。間を取り持ったのは、GMの事実上の筆頭株主だった米投資家のカーク・カーコリアン氏。

 業績悪化で低迷するGMの株価対策にカーコリアン氏が乗り出したというのは見え見えであり、スジの良くない案件だった。だが、ゴーン社長はトヨタ自動車の販売規模をはるかに上回る「欧日米」3極による巨大連合づくりに乗った。

 交渉はGM側が、「他社との提携機会を妨げられることに対する補償費」を日産・ルノー側に請求するなどにより、わずか3カ月で打ち切りとなった。筆頭株主の提案なので、一応はテーブルに着いたGMだったが、この提携に乗る気はサラサラなく、無理難題を提示することで日産・ルノーに体よくお引取り願うということだった。

 ゴーン社長はそれでも北米への足場づくりに執念を見せ、2008年にはクライスラーと交渉を進めた。こちらも結局、資本提携には至らず、日産とクライスラーが、車両を相互にOEM(相手先ブランドによる生産)供給するにとどまった。しかし、昨年4月にクライスラーが破綻し、フィアットが資本参加したことで、この供給契約も破棄されている。

 ダイムラーとの交渉は、所を変えて、3度目のアプローチということになる。協議は昨年末から始まったとされ、同じ時期に発表されたVWとスズキの包括提携に触発された動きと想像できる。

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