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海外で既に起きていること、日本でこれから起こること

ビジネス・ツイッター成功への道(5)

  • 中川ヒロミ

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2010年3月31日(水)

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 世界各国で、ツイッターを使った企業の成功事例が生まれている。

 例えば、日本でもテーブルマーク(旧カトキチ)やゼビオのように、ツイッターでファンを作り、企業ブランドを向上させている例が出ている。六本木のレストランの豚組のように、ツイッターで予約を受け付けたり最新メニューを紹介したりして、人気を集めている店もある。ソフトバンクは社員全員がツイッターを利用し、社内外とコミュニケーションをとっている。テーブルマークや豚組、ソフトバンクの事例は、日経ビジネス発行のムック『ツイッター会社と仕事はこう変わる』で詳しく紹介している。

 一方で、日本ではまだ登場していないツイッターの活用例もある。米デルのようにツイッター経由で数億円規模の大きな売り上げを上げた企業や、米コムキャストのように本格的にユーザーサポートをツイッターで実施している企業は、日本ではまだない。

 『ビジネス・ツイッター』では世界の70超の活用事例を取り上げており、これら事例の多くは日本でもこれから起こる可能性が高そうだ。そこで今回は、『ビジネス・ツイッター』著者のシェル・イスラエル氏が日本の読者向けに寄せた序文を承諾を得て掲載する。

 新刊『ビジネス・ツイッター』の著者シェル・イスラエル氏は、新聞記者やPRのコンサルタントを経て、現在は著作家・講演者として活躍する66歳である。マイクロソフトの創業時にコンサルタントをしたというキャリアを持ち、シリコンバレーのゴッドファーザー的な存在である。

 その著者がツイッターなどを駆使して各地の事例を集め、様々なツイッター担当者に取材して執筆したのが、『ビジネス・ツイッター』である。米国で出版されたのは2009年9月。その頃から、日本では急激にツイッターのユーザーが増え、様々な使い方が増えてきた。著者シェル・イスラエル氏の序文を通して、これから日本で起こるツイッター事例を先取りしていただければと思う。

 ツイッターの世界へようこそ。私は本書を大いに楽しんで書いた。読者の皆さんにも楽しんでいただければよいと思う。

 私がツイッターについて取材を始めた2007年4月には、ユーザーは世界中でわずか6万人に過ぎず、それも大部分はIT業界の人間だった。今この日本語版への序文を書いているのは2010年の1月だが、ツイッターの登録ユーザーは世界の200カ国で7500万と驚くべき成長を遂げた。最初に日本語化されたのに続いて、利用できる言語も10カ国語以上に増えた。

 日本語版は2008年4月とたいへん早くから提供されている。ツイッターの創業者たちによれば、メッセージに使用されている英語以外の言語を調査したところ、日本語が圧倒的に多かったからだということだ。これ以後、ツイッターは日本語版を新機能の実験室として使っている。新機能や改良はまず日本語版に登場してきた。日本のユーザーが新機能を気に入れば、やがてツイッターの生まれ故郷、カリフォルニアのシリコンバレーにいるわれわれもそれを使うことになる可能性が高い。

 これは大いに結構なことだと思う。本書を書くために取材するうちに得た大きな教訓は、ツイッターについての「好きなところ、嫌いなところ」がアメリカでも日本でもヨーロッパでも中国でも韓国でも、世界中どこでほとんど一致しているという点だった。文化は世界中でさまざまに異なるが、本書を書いていて、普段考えているよりも人間には共通点が多いと改めて実感させられた。

 本書には、ツイッターを通じてさまざまなテーマについて会話する世界中の人々が登場する。仕事、遊び、政治、地震、医療、あらゆることが語られている。ツイッターというツールは国境の壁を取り払う。自分と共通の関心をもつ人々を世界中いたるところに発見できるチャネルである。

 読者がビジネスに携わっているのなら、世界的大企業であろうと、ひとりか2人でやっているスモールビジネスであろうと、本書で紹介しているツイッターを使って顧客と会話し、人材を採用し、取引先を拡大した人々の例は参考になると思う。伝統的なマスメディア上のマーケティング活動に比べて、ツイッターはなぜ相手の信頼を勝ち取りやすく、効率的、効果的であるのか、そのメカニズムが理解できると思う。

 本書では多様な例が取り上げられている。アメリカ最大のケーブルテレビ会社であるコムキャストは長年ユーザーにひどい悪印象をもたれていたが、ツイッターを利用することで短期間で好感度を大幅にアップすることに成功した。

 大事件の現場に居合わせたごく普通の市民がツイッターと携帯電話を通じて、いち早く世界的に有名な市民ジャーナリストになった例も紹介している。中国の成都で四川大地震に遭遇したキャスパー・オッペンハウス・デジョンや、USエアウェイズ機がハドソン川に不時着したときに付近のフェリーに乗り合わせていたジャニス・クラムズなどだ。さらに、アメリカを代表する大病院で手術の模様をツイッターで実況中継するという世界初の試みについても書いた。

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