「経営の情識」

「言葉のインフレ」は経済のそれよりはるかに恐ろしい

専門家同士でも分かり合えないITの英略語

バックナンバー

2010年4月2日(金)

1/3ページ

印刷ページ

 時計を見ると3月30日午後11時40分である。唐突だが、これから実験をする。AからZまでアルファベット26文字を書き並べる。次にそれぞれの文字が先頭に来る英略語を思い出し、書いていく。

 AからZに到達するまでどのくらいの時間を要するだろうか。英略語は色々あるが本欄の趣旨に合わせ、IT(情報技術)に関係の言葉に限定する。では始める。

意外に出てこない…

ABC ABM ASP
BABOK BCM BPM BPO
CAD CAM CAT CASE CRM
DOA DMBOK DQ
EAI ERP
F
GIS GPS
HCM
IaaS IRM ITIL ITSS ISO
JSOX
KM
L
MDM MOT
N
OO OSI
PaaS POS PLM PIM PM PMBOK
QOS
R
SaaS SCM SEBOK SLA
T
UISS
V
WWW
XML
Y
Z

 ここまで書いて時計を見ると11時47分である。7分間で書き出した英略語の数は45。IT関係の記者を25年もやっているのであるから、もっと書けると思ったが意外に出てこない。

8略語を書き出すのに10分以上

 BOKとつく略語がいくつかあるが、これはBody Of Knowledgeの略で知識体系を意味する。

 BABOKはビジネス分析の、DMBOKはデータマネジメントの、PMBOKはプロジェクトマネジメントの、SEBOKはシステムズエンジニアリングの、それぞれ知識体系を指す。本稿を書き出す前、DMBOKについて調べていたので、BOKがらみの言葉が頭に残っていたらしい。

 F、L、N、R、T、V、Y、Zについては英略語を思い出せなかった。もう1回やってみよう。

FAA
LOC
NCC
RFP
TCO
VB
YIP
ZOS

ここから先は「日経ビジネスオンライン」の会員の方(登録は無料)、「日経ビジネス購読者限定サービス」の会員の方のみ、ご利用いただけます。ご登録のうえ、「ログイン」状態にしてご利用ください。登録(無料)やログインの方法は次ページをご覧ください。



関連記事

Keyword(クリックするとそのキーワードで記事検索をします)

Feedback

  • コメントする
  • 皆様の評価を見る
内容は…
この記事は…
コメント9 件(コメントを読む)
トラックバック
著者プロフィール

谷島 宣之(やじま・のぶゆき)

日経BPビジョナリー経営研究所研究員、コンピュータ・ネットワーク局編集委員。1985年に記者となって以来、情報システム関連のテーマを取材し続けている。関わった媒体は「日経コンピュータ」「日経ウオッチャーIBM版」「日経ビズテック」「日経ビジネス」「経営とIT」など。「ビジネスとテクノロジーの一体化」に最大の関心を寄せる。

記事を探す

読みましたか〜読者注目の記事

  • いま、歩き出す未来への道 復興ニッポン