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コモディティ化したITは安く買え

ブームに流されずに“雲の力”を使う方法

  • 城田 真琴

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2010年4月12日(月)

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 この1年余りのクラウド・コンピューティングを巡るIT業界の加熱ぶりは、凄まじい。ITベンダーのクラウド関連サービスや製品発表は後を絶たず、セミナー名に「クラウド」の4文字を入れれば、あっという間に満員御礼だそうだ。

 世界全体が未曾有の経済危機に陥り、大規模なシステム受注が望めない状況下にあって、ITベンダーは、一縷の望みをクラウド・コンピューティングに託しているかのようにも思える。

「クラウド、詳細まで理解している」15.8%に

 このクラウドを巡る喧噪は、もはやIT業界だけにとどまらなくなった。早いもので、もう1年前の事になるが、昨年の4月22日には、テレビ東京の『ワールドビジネス・サテライト』で「企業が注目“雲の世界”」という特集が組まれ、クラウド・コンピューティングが取り上げられた。

 その約1カ月後の5月20日にはNHKの朝のニュース番組『おはよう日本』でも、「企業が注目“雲の力“」として、『ワールドビジネス・サテライト』と似たようなタイトルでクラウドが取り上げられた。つい最近も、身の回りにあふれるITのメカニズムを分かり易く解説することを目的とした、NHK教育テレビ『ITホワイトボックスII』で、取り上げられたばかりである。

 ウェブやIT系雑誌だけでなく、一般向けのテレビ番組で取り上げられるということは、クラウドの“メジャー化”を象徴する出来事だといえるだろう。

 企業の情報システム部門勤務者を対象として、野村総合研究所が継続的に実施しているアンケート調査結果の推移を見ても、この1年半余り(2008年8月→2010年3月)で、クラウドに対する認知度は大幅にアップしていることがわかる。

 2008年8月の時点では、クラウドについて、「詳細まで理解している」とした回答者は3.8%だったのが、2010年3月には15.8%へ、「概要は知っている」が23.9%から59.6%へと大幅に増加し、反対に「聞いたことがない、全く知らない」は39.2%から4.9%へと激減している。

「××クラウド」溢れ、ユーザーが混乱

 クラウド・コンピューティングという言葉が着実に浸透してきていることに対して、異議を唱える人はいないだろう。

 ただ、「クラウド」と聞いて、一般的にイメージされるサービスが、グーグルやアマゾン、セールスフォース・ドットコムが提供する、いわゆるパブリック・クラウドとするなら、今やIT業界にはパブリック・クラウドから派生した「××クラウド」が溢れ、ユーザーの混乱を招き始めているのも事実である。

 中でも、プライベート・クラウド(あるいはインターナル・クラウド)という言葉は、世に溢れる「××クラウド」の中でも、最も市民権を得ているキーワードといってよいだろう。

 (ちなみに総務省や経産省が主催するクラウド研究会で参照されることが多い、米国のNIST(国立標準技術研究所)によるクラウドの定義では、ディプロイメントモデルとして、「プライベート・クラウド」「コミュニティ・クラウド」「パブリック・クラウド」「ハイブリッド・クラウド」の4つが存在する)

 プライベート・クラウドは、インターネットに対するイントラネットと同様に、ファイアウォール内、すなわち企業内、あるいは企業グループ内に構築するクラウド・コンピューティング環境である。パブリック・クラウドと異なり、利用者が当該企業(グループ)社員に限定される点が特徴である。

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