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佐野元春が語るネットと音楽の最先端(上)

ツイッター、ユーストリームから見えたエンタメ新風景

2010年5月11日(火)

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 佐野元春――。

 言わずと知れた日本を代表するロックシンガー。そしてインターネットを通じて先駆的な試みを続けてきた人物としても知られる。国内の有名アーティストとして初めての公式ウェブサイト「Moto's Web Server(MWS)」を開設。初の楽曲の有料デジタル配信も実施した。

 その姿勢はデビュー30周年を迎えた今も変わらない。今年3月にはイベントの模様をユーストリーム、ツイッターを活用して中継し、話題を集めた。

 国内のCD出荷は11年連続でマイナス成長。今年創立100年を迎える日本最古のレコード会社のコロムビアミュージックエンタテインメントは1月、ネット企業「フェイス」の出資を受け、傘下に入った。エンターテイメント産業全体が大きな業態転換を迫られている。

 音楽とインターネットの最先端を走り続けてきた佐野氏の目には今、どのような風景が映し出されているのか。MWSを通じて佐野氏のインターネットを通じた活動をサポートしてきた宮田正秀氏と今井健史氏にも同席してもらいながら、その思いに迫った。

(聞き手は広岡延隆=日経ビジネス記者)

個人が「生中継」をできるようになった

 ―― デビュー30周年を記念したイベント「アンジェリーナの日」のトークショーの模様をユーストリームとツイッターを使って配信しました。アーティストとしてどんなことを感じましたか。

画像のクリックで拡大表示

 佐野 30周年のアニバーサリーイベントですので東京近郊だけでなく、日本全国、海外のファンにも共有してほしいと思いました(編集部注:イベントは東京・恵比寿で開催)。

 テレビ放送を使って生中継をするのは、個人の力では無理ですよね。でも、今やそれと同等のことがインターネットで簡単にできるようになった。ここに社会の大きな変化を感じます。

 我々アーティストは社会の変化の中で生きて創作していますから、人と人とを結ぶインターネット・サイエンスには敏感にならざるを得ない。1つのキャンバスを与えられたのですから、そこでどのように音楽ファンと自分を結ぼうかと考えるのは当然です。

 その第1回目の実験をMWSが実現してくれました。僕もそのアーカイブを見て素晴らしいと思いましたね。

レコード会社に代わりアーティストがやる時代

 佐野 ユーチューブやユーストリーム、ツイッターを活用した中継やアーカイブは、従来のレコード会社に代わって、アーティストが率先して自らやる時代になった。

 CDが売れなくなり旧来型レコードビジネスは非常に厳しい状況です。その中で何か新しいものを見つけるという、未来への希望の旅ですよね。クリエーターと音楽リスナーのため、文化のためです。

 レコード会社やアーティストなど、それぞれが知恵を出しあって実践すればいい。そう思っています。

コメント5件コメント/レビュー

常に自分のスタイルを守り、それを貫きながらも新しいことに挑んで行く彼の在り方に、本物のアーティストの姿をみます。(2010/05/13)

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「佐野元春が語るネットと音楽の最先端(上)」の著者

広岡 延隆

広岡 延隆(ひろおか・のぶたか)

日経ビジネス記者

日経コンピュータ編集部、日本経済新聞産業部出向を経て2010年4月から日経ビジネス編集部。現在は自動車など製造業を担当している。これまでIT、電機、音楽・ゲーム、自動車、製薬産業などを取材してきた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

常に自分のスタイルを守り、それを貫きながらも新しいことに挑んで行く彼の在り方に、本物のアーティストの姿をみます。(2010/05/13)

問題なのは、他に正業を持っている人たちがボランティアベースで関与しているケースがほとんど、ということです。たとえば1995年の話題も、デザイナーにせよプログラマにせよ「本業」の片手間に行われていたことであって、これを「本業」としていたのではないでしょう。ファンの労力に対し、関与した名誉という無形の報酬で応えているわけで、純粋に専業で行った(権利者からメシのタネを得ている)状態でどれだけエコシステムが維持可能なのか、次回以降の記事に興味があります。(2010/05/12)

日曜日に久し振りにU2を聴いた。「奪われたモノを取り戻すのだ」と彼らも歌っていた。既に90年代の初めから、80年代の終わりからアーチストはしかるべき吟遊詩人に戻ろうとしている。(2010/05/11)

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