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安心重視の選択「ハイブリッド」

「データは国内、アプリは国外」の組み合わせを選んだ宝印刷

  • 城田 真琴

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2010年5月11日(火)

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 パブリック・クラウドの利用を企業が躊躇する理由として、「セキュリティ」を挙げる声は根強い。

 企業の情報システム部門勤務者を対象として、野村総合研究所が継続的に実施しているアンケート調査結果を見ても、「クラウドの利用上の課題、利用を躊躇する理由」として一番多いのが「セキュリティが不安」である。次いで「社外にデータを置くことに心理的な抵抗がある」が続く。この結果は、2009年2月、2009年10月、2010年3月と毎回変わらない。

センシティブなデータは社内に保管したい

 筆者がこれまで意見交換をさせてもらった何人かの企業経営者やCIO(最高情報責任者)からもパブリック・クラウドのセキュリティを懸念する声は多かったように思う。

 一般的には、個人情報や機密情報などセンシティブなデータを扱うシステムでは、データを社外に保管することになるクラウドの利用は控えたい、という企業は多いのではないだろうか。

 ただ、その一方でパブリック・クラウドの持つスケーラビリティや利用の迅速性といったメリットに重きを置いて、利用を模索する企業も出てきている。

 もっとも、本当にパブリック・クラウドのセキュリティに問題があるのかどうかは、意見が分かれるところであり、ここでは触れないことにする。

ディスクロージャー支援サービス基盤として活用

 今回は、事業会社の決算開示書類という企業機密に該当するデータを扱いながらも、パブリック・クラウドの採用を果敢に進める宝印刷株式会社の事例を紹介しよう。

 宝印刷は日本におけるディスクロージャー(企業内情報開示)サービスのパイオニアとして、企業が金融商品取引法に基づいて作成する有価証券報告書、有価証券届出書、目論見書、事業報告書などの作成を主要業務とし、そのためのコンサルティング、コンテンツ作成、印刷を行っている。

 顧客である事業会社の株主をはじめ、機関投資家、個人投資家に対する、あらゆるIRソリューションサービスの強化に取り組み、ディスクロージャー&IRサービスのオンリーワン企業を目指している。

 同社はオンライン上で有価証券報告書等の作成を編集から完成までサポートするサービス「X-Editor」と、財務諸表をXBRL化するための「XBRLツール」のシステム提供基盤として、マイクロソフトのクラウドサービス「Windows Azure」の採用を進めている。

(注:XBRLは、各種の財務報告用の情報を作成・流通・利用できるように標準化されたXMLベースの言語)

電子化が進む開示書類

 金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類は、2004年6月1日以降、大量保有報告書を除く提出書類について、電子データ形式(HTML)で金融庁の電子開示・提出システム「EDINET」を通じて提出することが義務づけられている。

 2007年4月1日からは、大量保有報告書についても書面での提出はできなくなり、電子データ形式のみの提出が義務づけられることとなった。さらに、2008年4月1日以降に開始する事業年度にかかわる提出書類については、財務諸表部分をXBRL化して提出することが義務づけられるなど急速に電子化が進められている。

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